【MLB】パドレス6-0カブス(6月3日・日本時間4日/サンディエゴ)
パドレス・ダルビッシュ有投手が貫禄の投球を見せた。7回115球、被安打2、無失点、9奪三振の力投のなかでも、とくに5回にパドレス・リオス内野手から奪った三振は圧巻の一言だった。
パドレスが3-0と3点リードで迎えた5回表、1死で迎えたリオスに対して初球はインローへ86マイル(約138キロ)のスライダーで空振りを奪う。打者からすると「消えた」と錯覚するような軌道だった。2球目はアウトコースへ87マイル(約140キロ)のスライダー。リオスは反応するもスイングはせず見逃しストライクとなった。
3球目はスプリットで空振りを誘うもリオスは見逃す。そしてカウント1-2からの4球目には79マイル(約127キロ)のナックルカーブをアウトコースへ投じ空振り三振を奪った。フォーシームを投じることなく、変化球だけで緩急をつけながらの投球術は見事だった。
この奪三振を見たABEMAの視聴者は、「調子のいいダルビッシュ」「ダルビッシュさすがやな」「ダル今日無双してるな」「今日キレキレ」「えぐぅぅ」「球種が多くていい」とその投球に酔いしれていた。
この日は7回115球、被安打2、与四球1、奪三振9、無失点と完ぺきな内容でカブス打線を封じ込め、今シーズン4勝目を挙げた。ナショナル・リーグ西地区4位と波に乗れないパドレスだが、ダルビッシュがエースとしてチームを引っ張っていく。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)





