将棋の棋王戦コナミグループ杯挑戦者決定トーナメントが6月6日に行われ、澤田真吾七段(31)が久保利明九段(47)に154手で勝利した。この結果、澤田七段は2回戦に進出。次戦では本田奎六段(25)とベスト16入りをかけて戦う。
澤田七段は、本局が今期棋王戦の初戦。順位戦B級以上のシード条件で挑戦者決定トーナメントに初参戦となった。振り飛車党の第一人者で棋王3期の久保九段の先手番となると、三間飛車の出だしに。長い中盤戦では澤田七段が先攻して抜け出しペースを握ったかと思われたが、久保九段が厚みを作って押し戻すことに成功。最終盤でも先手が渾身の粘りを見せたものの、最後は澤田七段が逃げ切って混戦を制した。
この結果、澤田七段がベスト16に進出。藤井聡太棋王(竜王、名人、王位、叡王、王将、棋聖、20)への挑戦権獲得に向けて一歩前進を遂げた。次戦では本田六段とベスト16入りをかけて対戦する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)