吉田正尚が大暴れ！今季24度目マルチ安打＆4度目猛打賞で連敗ストップに貢献打率.319でリーグ2位、トップのビシェットに接近

【MLB】ガーディアンズ4－5レッドソックス（6月6日・日本時間7日／クリーブランド）

　レッドソックス吉田正尚外野手が「2番・レフト」で先発出場し、5打数3安打と大活躍した。第1打席にセンター前ヒット、第2打席にレフト前ヒット、第3打席は右中間を破るツーベースと全方向に打ち分ける吉田らしい打撃で今季24度目のマルチ安打と、4度目の猛打賞を同時に達成。今季の打率も.319まで上げ、ア・リーグ打率ランキング2位に浮上し、トップのブルージェイズ・ビシェットに接近だ。吉田の活躍もありチームの連敗は「3」で止まった。

【映像】吉田正尚、打球速度171キロの痛烈ヒット

　6月も吉田が止まらない。前日こそ4試合ぶりのノーヒットに終わっていたが、この日は2020年のサイ・ヤング賞投手であるビーバーを相手に、全て打ち返した。1回の第1打席は低めのチェンジアップに泳ぐことなくセンター前に痛烈に弾き返した。3回の第2打席は外角高めのストレートに力負けすることなくレフト前への流し打ち。6回の第3打席は真ん中低めのスライダーをとらえて、右中間を真っ二つに切り裂いた。全てのコース、全ての球種を打たれては、さすがのビーバーもお手上げ状態。敵地ながら、吉田が打席に入る度にファンからどよめきが起こるほどだった。

　この試合を終えて吉田の打撃成績は、207打数66安打で打率は.319まで上昇。打率首位のビシェットがやや数字を落としたため、一気に差が詰まった。明日の試合の結果次第では、日本が誇る天才ヒットメーカーが、打率ランキングのトップに立つ。
（ABEMA『SPORTSチャンネル』）