【MLB】ガーディアンズ4-5レッドソックス(6月6日・日本時間7日/クリーブランド)
サイ・ヤング賞経験がある好投手も、絶好調の天才打者にかかれば抑える方法がないかもしれない。レッドソックス吉田正尚外野手が「2番・レフト」で先発出場し、1回の第1打席にセンター前ヒット、3回の第2打席にレフト前ヒットを放ち、今季24度目のマルチ安打を記録すると6回の第3打席には右中間を破るツーベースまで放ち、今季4度目の猛打賞を記録した。ガーディアンズの先発は2020年度のサイ・ヤング賞、ビーバーだったが、吉田は低めの変化球、高めの速球と関係なくクリーンヒット。特に2打席目のレフト前ヒットは、全力で振りながらきれいに流し打つ「フルスイング流し打ち」で、ファンからも「芸術や」と感嘆の声があがっている。
強引に引っ張るわけでもない。ちょこんと当てて流すでもない。強くて巧いのが吉田の打撃だ。1回の第1打席にチェンジアップを捉えた吉田は、第2打席で今度は速球を打ち抜いた。もともとストレートにも高めにも強いタイプ。その上で低めの変化球にも対応するのだから、相手投手としては厄介極まりない打者だ。第2打席、ビーバーも警戒してか初球をナックルカーブ、2球目をカットボールと変化球で探りにいったが、吉田も見極めてカウント2-0と打者有利に。まずはカウントを整えようと強いストレートで投げ込んできたところを見逃さず、きれいにレフト前へと打ち返した。
吉田の気持ちいいところは、巧みなバットコントロールを持ちながら、当てるだけのスイングにならない点。流し打ちながら打球速度はしっかりと170キロを超えており、角度次第では外野の頭を越すどころか、フェンスオーバーまで期待できる強さだった。広角に打ち分ける技術の高さにファンからも「芸術や」「打つねぇ」「逆方向綺麗に打つな」と絶賛のコメントが止まらなかった。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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