大谷翔平、“同年代対決”最終戦は5試合連続ヒット含む5打数1安打でエンゼルス3連勝カブス・鈴木誠也は7試合ぶり今季11度目のマルチ

【MLB】エンゼルス3－1カブス（6月8日・日本時間9日／アナハイム）

　エンゼルスの大谷翔平投手が「2番・DH」で先発出場。鈴木誠也外野手が所属するカブスとの3連戦は、エンゼルス3連勝で幕を閉じた。この日の大谷は、5打数1安打2三振で5試合連続ヒットを記録。鈴木は4打数2安打で、7試合ぶり今季11度目のマルチ安打とした。

　大谷VS鈴木の同学年対決で注目を集めた3連戦最終日。大谷は初回、先頭のウォードが2ベースヒットで出塁し、無死二塁で第1打席を迎えた。早速得点のチャンスとなったものの、変化球を3球投じられて空振り三振を喫し凡退となった。

　続く2回には、2死走者一塁でエンゼルスの先発デトマーズが暴投して進塁。ランナー二塁からカブスの7番・マンシーニがレフトへのタイムリーツーベースヒットを放ち、先制点を奪った。しかし、3連勝がかかるエンゼルスも簡単には負けられない。主軸のレンフロー外野手が育休制度でチームを離れたことによって、前日から昇格した6番アデルが特大のソロホームランで存在感をアピールした。さらに、アデルに続け！とばかりに打線がつながり、1死走者一、三塁のチャンスで1番ウォードがライトへの犠牲フライで加点した。

　互いに少ない得点を守るような慎重な展開となったが、大谷は2回の第2打席でカウント1-0から投じられたナックルカーブを積極的にスイング。打球はスマイリーの横をライナーで抜けるセンター前ヒットとなり、連続試合安打を「5」に伸ばした。一方、鈴木は第2、3打席で連続ヒットをマークし、7試合ぶり今季11度目のマルチ安打とした。

　6回、大谷の第4打席では、相手のエラーとネト、ウォードのダブルスチールが決まって待望の追加点。苦しい中で足を使った攻撃で一歩抜け出す3点目を生み出した。

　大谷はあす9日（同10日）のマリナーズ戦で今季6勝目を目指して先発登板予定となっており、投打二刀流での大爆発に大きな期待が寄せられている。
（ABEMA『SPORTSチャンネル』）