「うおー！」気迫で抑えた大谷翔平、ピンチを切り抜けるダブルプレーに渾身の雄叫び「吠え谷キター！」

【MLB】エンゼルス5－4マリナーズ（6月9日・日本時間10日／アナハイム）

　エンゼルス・大谷翔平投手が「2番・投手」の二刀流で先発出場。5回表に4番打者のケルニック外野手をダブルプレーに打ち取った際に「うおー！」と叫び、喜びを全身でアピールする様子がABEMA視聴者の間で話題になっている。

　レンヒーフォ内野手の勝ち越しタイムリーで1点リードで迎えた5回表。この回を無失点で抑えれば5月16日以来となる勝ち投手の権利を得るため、大谷としては気合の入る場面だった。先頭打者のカバイェロ内野手に四球を与え、ロドリゲス外野手に死球をぶつけてしまい1死一、二塁という場面で打席に入ったフランス内野手に同点となるタイムリーを献上。再び試合を振り出しに戻されてしまった。

　なおも状況は1死一、三塁で一打出れば逆転を許してしまう場面で打席には先制の2ラン本塁打を打たれたケルニック外野手。この時点で球数も96球となり、疲れが見え始めてきただけに、不利なシチュエーションに追い込まれていた。

　大谷はケルニックへの初球、157キロのストレートを内角低めに投げ込む。このボールに手を出したケルニックの打球はファーストゴロとなり、これをウォルシュ内野手が二塁に送球し、一塁走者をアウトにすると送球を受けたネト内野手はすぐに一塁へ返球。打者走者のケルニックが一塁に到達する前にボールは一塁へと渡りアウト。記録は3－6－3のダブルプレーとなり、3アウトチェンジ。マリナーズの攻撃を1失点で食い止めた。

　このシーンで、感情を露わにしたのが大谷だ。ウォルシュがネトの送球を受けてアウトになった瞬間を見届けると「うおー！」と雄たけびを挙げてガッツポーズ。両こぶしを握りながら三塁側のエンゼルスベンチへ戻り、体全体で喜びを表現した。

　この一連の大谷の様子を見たABEMAの視聴者は「吠え谷キター！」「超かっこいい」と気迫あふれる様子を喜ぶ声や「ゴリ谷」とちょっとイジるコメントが見られた。
（ABEMA『SPORTSチャンネル』）