【MLB】エンゼルス5-4マリナーズ(6月9日・日本時間10日/アナハイム)
エンゼルス・大谷翔平投手が「2番投手」の二刀流で先発出場。5回3失点6奪三振の投球内容で6勝目はお預けとなったが、バットでは同点となる第17号2ラン本塁打を放つなど3安打を放つ活躍を見せ、その結果エンゼルスは5-4で勝利を収めた。ゲームセットの瞬間にベンチで見せた大谷の安堵の表情が話題になっている。
大谷の本塁打、レンヒーフォ内野手のタイムリー、そして6回裏に飛び出したモニアック外野手の2ラン本塁打で5点を叩き出したエンゼルスは、8回裏を終了した時点で5-3とマリナーズを相手に2点リード。9回裏のマウンドには守護神のエステベス投手が登った。
ここまで16試合連続でセーブを達成している守護神のエスペデスだが、この試合では先頭打者のフォード指名打者に本塁打を浴びて1点差に詰め寄られると、続くカバジェロ内野手には何とストレートの四球。さらに盗塁まで決められ、無死二塁と一打同点、一発が出れば逆転というピンチになってしまった。
「なおエ」のパターンも脳裏によぎる試合展開となったが、ここでエステベスは踏ん張り、クロフォード内野手をサードファウルフライ、そしてロドリゲス外野手を見逃し三振に斬って2アウト。打席にはこの日2安打、5回表には同点のタイムリーを放っているフランス内野手に打席が回ってきた。
一打同点の可能性もあるスリル満点の場面で、エステベスの2球目を叩いたフランス。打球は高く打ちあがり右中間へ。あわや本塁打かと思われた一打だったが、わずかに勢いが足りずセンターを守るトラウト外野手が右寄りにダッシュしてボールを掴みゲームセット。マウンド上でエステベスは大きなガッツポーズを見せ、エンゼルスは5-4で逃げ切ってみせた。
これで5連勝となり、貯金5となったエンゼルスだが、これを何よりも喜んでいた様子だったのが大谷だった。ベンチ内で9回表の試合展開を見ていたが、フランスの打ちあがった打球をみて「あっ」と焦る表情を見せたかと思えば、トラウトが捕球してゲームセットとなった瞬間には「ほっ」という具合で安堵の表情を浮かべるという具合に表情豊かな様子を見せ、ABEMA視聴者を楽しませてくれた。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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