6月6日に福岡PayPayドームで行われたセ・パ交流戦、福岡ソフトバンクホークス対横浜DeNAベイスターズの一戦で、ソフトバンク・モイネロが“3者連続3球三振”という驚異的な投球で横浜打線を完全沈黙させ、野球ファンの注目を集めている。
【映像】もはや暴力! バッターに襲い掛かる“絶望の瞬間”
1-1で迎えたこの試合の9回表、3番手・松本裕樹の後を受ける形で登板したモイネロは、まず、この回先頭の代打・大和に対し、153km/hの外角のストレートでストライクを奪うと、同じく外角いっぱいのところへ、カーブ、チェンジアップと続けて、アッサリと3球三振に。続く、1番の佐野恵太に対しては、初球・2球目と外角高めいっぱいのところへストレートを投げ込み、早々にカウント0-2と追い込むと、最後はやや外角のワンバウンドするスライダーで空振り三振に切ってとった。そして3人目の打者となった2番の関根大気に対しては、初球・2球目と、釣り気味に投じた真ん中高めのストレートで空振りを誘うと、最後は外角低めのボールゾーンへと逃げるスライダーで空振り三振に。 およそ5年前に自身が行った「たった9球で3者連続三振を奪う」という離れ技を、再び披露することとなった。
こうしたモイネロの投球について、野球解説者の里崎智也氏は、6月9日放送の『バズ!パ・リーグ』(ABEMA)の中で、「完璧でしたね。」と、まずはその圧巻のピッチングを絶賛。そうした上で、現在、守護神・オスナが離脱していることを踏まえ、ソフトバンクの投手陣全体として、「オスナがいないところが、リリーフ陣の完成度としては、まだもう1つ足りない。」としつつも、「(8回に)モイネロ、(9回に)オスナいたら、6回くらいまで先発頑張ったら完璧ですからね。」と、オスナが復帰すれば、文字通り、磐石のリリーフ陣となると分析する形でコメントした。
また、離脱中のオスナの代わりに守護神をつとめる“代理”でありながらも、このような無双ぶりを発揮しているモイネロについて、ネット上の人々からは「今回の三者連続三球三振は、モイネロ以来の5年ぶりの快記録らしい」「これは打たせて取ろうとしても三振を取っちゃうモイネロさん」「バットにかすりもさせないのはもはや暴力」「いつかモイモイを胴上げ投手にして欲しいと思った。信頼、安心感、チームへの貢献度がハンパない。」「凄いのは当然分かってるんだけど改めて凄すぎて乾いた笑いしか出ない」「攻撃は最大の防御を地で行く男」といった様々な声が寄せられている。
(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)