「ノーノー、入ってないよ！」大谷翔平が激おこ、一打同点の場面で球審のコールに憤りあらわネビン監督の退場劇には「こんだけ怒ってくれたら、選手も嬉しい」の声

【MLB】エンゼルス2－6マリナーズ（6月10日・日本時間11日／アナハイム）

　エンゼルスの大谷翔平投手が「2番・DH」で先発出場したこの試合。一打出れば同点という緊迫した場面で迎えた大谷の第3打席は見逃し三振となった。この判定にエンゼルス・ネビン監督が猛抗議を行い今季2度目の退場となったが、大谷自身も納得がいかない様子で「入ってないよ！」と球審にジェスチャーを交え猛アピールする一幕があった。

【映像】問題の発端となった一球

　5回裏、エンゼルスが2-5と3点を追う展開で2死走者二、三塁のチャンス。前の打席で18号2ランを放っている大谷へ、現地ファンは大声援を送る。フルカウントからファウルで2球粘った8球目、外角低めのスライダーを大谷は見送ったが、これを球審はストライク判定。見逃し三振でチャンスは潰えてしまった。

　直後、大谷は「ノーノー、入ってないよ！」とばかりに手を振って釈然としない様子。ベンチに引き上げる際にも珍しく憤りをあらわにした。これにはネビン監督もベンチを飛び出し猛抗議だ。ABEMAの視聴者はこの展開に「ネビンきたきた！」「やばいよやばいよ」「そら怒るやろ」「退場王くるか！」と騒然。あまりの怒り方に「ネビンさん血圧心配」「血管が普通に心配なんだが」との声も。

　四球で出塁となっていれば満塁で主砲・トラウトという大チャンスとなっていただけに指揮官も譲れない。球審から退場のコールがあると、最後は塁審にもなだめられ、悔しそうな表情で引き下がった。視聴者からは「こんだけ怒ってくれたら、選手も嬉しいよね」「うわー…ネビンありがとうな..泣」と感激の声が多数寄せられた。

　ここまでチームは5連勝中、ア・リーグ西地区2位のアストロズに1.5差と好位置につけているだけに、この判定はチームの勢いを変えてしまうほどの判定となり得る。絶対に負けたくない、選手を守りたいという指揮官の強い思いが形になったこの退場劇。ファンも大きく心を揺さぶられたというシーンだった。（ABEMA『SPORTSチャンネル』）