ボストン・レッドソックスの吉田正尚がWBCでの「噂のシーン」について真相を語った。
【映像】吉田正尚が村上宗隆に「指差しポーズ」した理由
石橋は吉田に会うため、レッドソックスの本拠地となるボストンのフェンウェイ・パークへ。WBCの活躍もあって吉田は地元のファンにも受け入れられておりファンたちは「吉田選手の大ファンです」「きっとすばらしいプレイヤーになる」「大好きだよ、見ていて興奮するね」「明るい未来が来ると確信している」「WBCを観てポテンシャルを秘めていると思ったよ」と絶大な信頼を寄せていた。
石橋はまずWBC優勝を祝福すると「すごかったですよ。テレビの視聴率全部40パーセント超え」と日本での盛り上がりに触れて「吉田君が準決勝で3ランを打った瞬間、国民のほとんどが『ウワァー!』って。同じ声を出した」と、準決勝のメキシコ戦で起死回生の同点3ランを打った瞬間の興奮ぶりを伝えた。
「あれはご自身手ごたえは?」と問われると、吉田は「球場の感覚はわからなかったので…」と明かし、当時の緊張感を率直に振り返った。
また、世界一になった瞬間のことも問われると、「僕が小さいころに勇気や感動をもらったように、みなさんに届けられたらと思っていた」などと、特別な瞬間だったことを明かした。
「世界一になった瞬間というのは、日本シリーズでオリックスが日本一になったときはまたちょっと違った感覚?」という質問には「日の丸を背負って、プレミア12とオリンピックに出て、WBCという世界一を決める舞台で日本の強さを証明できた」として「僕が小さいころに勇気や感動をもらったように、みなさんに届けられたらと思っていた」と、特別な瞬間だったことを明かした。
WBCでの活躍について石橋が「13打点、ベストナイン。すごい」と絶賛すると、吉田は「ムネのおこぼれをもらってたんです(笑)」と、村上宗隆の名前を出して石橋を笑わせた。
そこで石橋は「こう(指さしを)やってましたもんね」と、WBCでの名場面に触れた。準決勝のメキシコ戦1点ビハインドで迎えた9回、まずは大谷翔平が二塁打で出塁し、続いて吉田が四球を選んで出塁。その際に“指さし”のジェスチャーをしており、これが野球ファンの間では、それまで不調だった村上を覚醒させたきっかけだったのではないかと噂されている。
その後村上は見事二塁打を放って日本は逆転勝利。石橋は「メキシコ戦のムネのサヨナラの前にフォアボールを選んだときに(睨んで指さしていたというポーズを)やったのが『お前、いい加減ムネ打てよ』って」と解説。
これに吉田は、チーム全体を盛り上げるための行動だったものの、村上にも届いてほしいメッセージだったという当時の思いを率直に告白。しかし「でも(ムネは)見てなかったみたいなんで(笑)」と、優勝後の会見で村上が吉田のジェスチャーに気づいていないと語っていたことに触れた。
石橋が「ムネはもう、こう(集中状態に)なっていて」と村上の心中を察すると、吉田も「大一番でした」と振り返った。
(ABEMA『石橋貴明 お礼参り THE WORLD 4週ぶち抜きSP』)