何かを作っている光景を見たときに、誰しもその完成形をなんとなく思い浮かべるものだが、それが“思わぬ形”で完成した和菓子がネット上で話題となっている。
この動画に登場するのは、金沢の風土和菓子「こもかぶり」。熟練された技を持つ職人さんが300度に熱した銅版の上に生地を流し込むことで形作られていくその外見は、どう見ても「ウサ耳」。そのままウサギを象ったお菓子に仕上がるかと思いきや、ここで職人さんが取り出したのは、栗に餡を被せた餡玉。この餡玉を、生地の上へと置くと、いきなりクルクルっと巻き上げて海苔を乗せ、さらには「ウサ耳」型の部分をそこに巻き上げるように成型。すると、ウサギとは似ても似つかぬお菓子に早変わり。なんでも、このお菓子、金沢などでは土壁を雪から保護する目的で行われる「こも掛け」を表現したものなのだとか。
この動画を投稿したのはイタリア出身の日本食が大好きなイタリア人・マッシさん(@massi3112)で「金沢に行かれる人に食べてもらいたいのは板屋の名物『こもかぶり』。50年前から作り方とアモーレが変わらず、最高に楽しめる日本の和菓子の一つ。お店に行ったらなんと、焼きたてのを買えた上に実演も見れて日本のことがますます好きになった」とコメントしている。
この「こもかぶり」の作り方に、動画の再生数も40万回を突破。実際に動画を観た人々からは「鉄板上ではうさぎ?のように見えたのに出来上がりが粋なあんこ巻きになるとは」「え、ウサギさんになるんかと思った 違うのかぁ~」「思ってた完成形じゃなかった」「脳内はちょっとパニクりましたが美味しそうです」「職人技やねウサミミ部分が何になるのか完成するまでようわからんかった」「途中までウサギさんの形になるのを期待しちゃう作り方ですね でもあんこ美味しそうです アツアツ美味しそう!」「最初うさぎのお菓子かなって思ったらまさかの伝統的な和菓子!これは食べねば!」「手際よくどんどんできていく感じが職人って感じですごいで」といった様々な反響が寄せられている。(ABEMA『週刊BUZZ動画』)
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