6月16日時点で、12球団で唯一、助っ人野手に本塁打が出ていない福岡ソフトバンクホークス。そんな“助っ人野手難”となっているソフトバンクについて、野球解説者・里崎智也氏が言及した。
【映像】「給料だけ高くて全く打てない!」里崎氏がソフトバンクをブッタ斬る
6月16日放送の『バズ!パ・リーグ』では、昨季まで在籍していたデスパイネをソフトバンクが再獲得した話題を取り上げることとなったが、その中で里崎氏は、「いや、もう、外国人選手の打者、まったく打たないですもん。給料だけ高くて。」と、高額年俸を支払う形で獲得したにもかかわらず、今季、12球団で唯一、ソフトバンクの外国人野手だけが本塁打を1本も記録していないことを指摘する形でバッサリ。
続けて、「もっと活躍するかと思ったら、まったくしなくて。最初のうちは三振しないっていうので話題になってましたからね。いやいやいやいや、三振してもいいから打ってくれ!みたいな」「そうなると、なかなか苦しいですよね。」と、来日前の期待とは裏腹に、蓋を開けてみると惨憺たる結果であったとコメントした。
今季、ソフトバンクの助っ人野手陣は、ガルビス(19試合、打率.152)、アストゥディーヨ(13試合、打率.133)、ホーキンス(出場なし)と、いずれも里崎氏の言う「もっと活躍するかと思ったら、まったくしなくて。」という言葉そのままの、なんとも苦しい状況となっている。そうした点でいえば、NPBで9年プレーし、合計184本塁打を放った実績もあり、ある程度、その長打力が計算できるデスパイネの“再獲得”という結論に至ったのもどこか頷けるところだ。
こうした点を踏まえつつ里崎氏は、一度自由契約となったにもかかわらず、“シーズン途中の再獲得”という珍しい形となったデスパイネについて、「どこまで頑張れるかわからないですからね。そりゃ今の選手よりも頑張れると思いますけど、だからってどこまで打てるのかっていうと、まあ、なかなかね。現状、わかんないですけどね。未知数な部分ありますけど。」と、今季はキューバでプレーしていたとはいえ、直近の状態など“見えない部分”があるがゆえに、未知数な要素はあるとしつつも、「優勝するにあたっては、デスパイネの活躍も、かなり重要になってきますよね。」と、今後、優勝争いをしていく中では、やはりその長打力は、貴重な戦力として、魅力的であるとコメントした。
(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)