6月16日終了時点で、読売ジャイアンツが11勝5敗で首位に立ったセ・パ・交流戦。それを2位の横浜DeNAベイスターズが1.5ゲーム差で追い、以下、福岡ソフトバンクホークス(3位)、オリックス・バファローズ(同3位)、広島カープ(5位)と並ぶが、こうした大混戦の様相を呈する交流戦について、元・千葉ロッテマリーンズの野球解説者・里崎智也氏が言及した。
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6月16日放送のABEMA『バズ!パ・リーグ』の冒頭、番組司会の辻歩アナウンサーから交流戦について水を向けられた里崎氏は、まず「楽天がね、なにげに2試合、雨で流してるんで。2試合少ないんですよ。今まだ13試合しかしてないんで。で、まだ今2ゲームでしょ?っていうことは、1ゲームは自力で縮められるんで。下手したら、今4位だけど、楽天もなにげにチャンスあると思ってるんですよ。」と、リーグ戦ではBクラスに甘んじているものの、交流戦では7勝7敗と善戦してい楽天も優勝のチャンスがあると指摘。その上で里崎氏は「一番可能性があるのは、オリックスまでですね。」と、6月15日には5位(※翌16日終了時点では3位)のオリックスまでの5球団(巨人・横浜・ソフトバンク・楽天・オリックス)が優勝するチャンスがあるとした。
一方、6月15日時点で6位(※翌16日終了時点では5位)の広島以下の順位のチームについて里崎氏は、「カープ以下は、上が、他力がいるんで。上が負けてくれないと、広島以下は難しいと思うんで。可能性あるのはオリックスまでですかね。」と、“上位チームの負け数次第では”という前提で、辛うじて可能性を残しているという見方を示すとともに、6月15日時点で5勝10敗、翌16日時点で5勝11敗となり、単独最下位の埼玉西武ライオンズについては、「ジャイアンツに3連敗してますからね。」と、極めて厳しい状況にあると指摘。さらに里崎氏は、「でも日本ハムも変わらないですからね。ロッテも日本ハムも西武も変わらないですからね。」と、交流戦の行方という意味では、日本ハム・ロッテ・西武の3球団が、苦境に立たされているとコメントした。
なお、里崎氏は交流戦開幕前の5月19日に放送された『バズ!パ・リーグ』(ABEMA)の中で、「交流戦は、これまでの戦い見てても、例年の。7ゲームぐらいはひっくり返したり、離せる可能性があるんで。」「(交流戦は)18試合なんでね、もし13勝5敗、まあ、12、3勝が(交流戦の)優勝ラインなんで、13勝5敗だったら貯金が8作れるわけですよ。逆に5勝13敗のチームって現れるんですよ。そうなっちゃうと一気に1位と6位で8ゲーム差をひっくり返せる可能性あるんで。」と、交流戦での戦い次第で、その後のリーグ戦の戦況も大きく変わっていくと指摘していたが、その交流戦が残りわずかとなる中で、果たして、各チームがリーグ戦へと良い形で繋がるような戦いぶりを見せることとなるのか、注目したいところだ。
(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)