あ～、もぅ…大谷翔平の特大弾に相手投手がっかりの瞬間「そらシースも笑うよｗ」ファンも納得の“ぐるり”一回転からの苦笑い

【MLB】エンゼルス2-1ホワイトソックス（6月26日・日本時間27日／アナハイム）

　エンゼルスの大谷翔平投手が「3番・DH」で出場。第2打席で26号の136メートル同点ソロ本塁打を放った。ホームランを打たれたホワイトソックスのシース投手は打球をチラ見するなりその場をぐるり一回転で"諦めリアクション"。直後、スタンドに吸い込まれる白球を見つめて呆れたような苦笑いを浮かべるとファンからは「そらシースも笑うよｗ」と納得の声が寄せられた。

【映像】大谷の特大26号に相手投手“がっかり”の瞬間

　昨季14勝を挙げ、サイ・ヤング賞投票でも2位に選出されたホワイトソックスのエースは今季もここまで3勝をマーク。この日も150キロ中盤のストレートと切れ味抜群のスライダーを中心にした投球でエンゼルス打線を抑え、3回を投げて被安打はわずか1本。1回裏の先頭打者、モニアック外野手に許したのみでここまで9者連続で凡打に打ち取っていた。

　4回裏も好投は続き、先頭のトラウト外野手を見逃し三振に斬り、1死走者なしという場面で大谷を迎えたシース。第1打席では見逃しの三振を奪っているとはいえ、アメリカン・リーグ本塁打トップを誇る大谷を相手に慎重な投球を見せ、初球は外角高めに大きく外れるストレート、2球目にはやや外側へとストレートを投じてストライクを奪いカウントを1-1とした。

　打席にいた虫を振り払おうとする大谷がタイムを取り、仕切り直しで迎えた3球目、4球目は真ん中低めへとコースを外れるスライダーを2球続けたが、これを見逃されてしまいカウントは打者有利の3-1に。ボール球が投げにくい状況となった中でシースは内角低めへと142キロのスライダーを投じた。

　すると大谷はこのボールをフルスイング。ボールをうまくすくい上げると快音を響かせた打球はライトスタンド一直線。同点となる26号本塁打となった。飛距離446フィート（約135.9メートル）、打球速度113マイル（約181.9キロ）と誰もが見てもわかる特大の一発。それだけに大谷も打った瞬間に満足そうに一塁側へと歩いていき、そのままゆっくりとダイヤモンドを周回した。

　一方、打たれたシースは大谷の打球の行方を一目見るなり、本塁打であることを確信。そのまま天を仰ぐように上を見上げ、マウンド脇でくるりと1回転。あきらめの境地に入ったような表情で苦笑いを浮かべていた。

　このまま崩れてしまってもおかしくなかったシースだが、その後立て直して続くドゥルーリー内野手、ムスタカス内野手を連続で空振り三振に打ち取り、この回を1点で抑えると以降も好投を続け、6回を投げ10奪三振を記録。失点もこの本塁打1本にとどめ、投手戦を演出。シースのあきらめの境地のような表情を見た視聴者は「そりゃシースも笑うよw」と大谷の本塁打を称えつつ、好投を続けていたシースに同情するコメントが寄せられていた。（ABEMA『SPORTSチャンネル』）