【MLB】エンゼルス－ホワイトソックス（6月27日・日本時間28日／アナハイム）
エンゼルスの大谷翔平投手が「2番・投手」で今季16度目の二刀流先発マウンドに上がり、7回途中まで投げ4安打1失点10奪三振の好投を見せた。打者としても第1打席で先制の27号ソロ。2-0とリードして試合は終盤に入った。
大谷は1回を三者凡退、2奪三振と最高の立ち上がりを見せると、2回にランナー三塁のピンチを迎えるも無失点。3回、4回は無安打に抑えると、その後はヒットは許すも粘りのピッチングで無失点に抑える。7回に先頭打者にヒットを許し、1死後に四球を与えたところで降板。ここで大谷は今季初めてイニング途中でマウンドを降りることになった。その後のピンチを2番手ウェブがなんとか1失点で抑え、結局大谷は6回3分の1を投げ4安打1失点という内容だった。
この試合の前まで先発として6勝3敗、防御率3.13という数字を残している大谷だが、開幕から5試合で3勝を挙げ失点もわずかに2だったのと比べ、5月以降は全9試合で失点を許すなど打たれるシーンが目立っていた。しかし狙われることが多かったスイーパー主体のピッチングを速球の比率を変えたあたりから投球が安定するようになり、6月15日（日本時間16日）の試合では同地区首位を走るレンジャーズ相手に6回2失点と粘りの投球で1カ月ぶりの6勝目。21日（同22日）の前回登板では負け投手にはなったものの7回1失点12奪三振の好投を見せた。そして今日も7回途中1失点の安定した投球で7勝目の権利を持ってマウンドを後続に託した。
打つ方ではこの試合でも本塁打王争いを独走する27号アーチを放つなど絶好調の大谷だが、投手としても再び調子が上がってきた。エンゼルスの9年ぶりのポストシーズン進出に向け、大谷に死角はないといっていいだろう。
（ABEMA『SPORTSチャンネル』）
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