【MLB】レッドソックス2-6マーリンズ(6月28日・日本時間29日/ボストン)
82年ぶりとなるシーズン打率4割を目指すマーリンズのアライズ内野手が「1番・セカンド」で先発出場。第4打席でショートへの内野安打を放ち、11試合連続安打を記録。この日は5打数1安打で打率は.396としてシーズン前半を折り返すことになった。
ツインズに在籍した昨季は打率.316でアメリカン・リーグの首位打者に輝いたメジャーきっての安打製造機はオフのトレードでマーリンズに移籍。首位打者のトレード移籍はメジャーでも44年ぶりということで大きな話題になったが、シーズンが開幕すると自慢のバットコントロールに磨きがかかり、6月は月間打率が4割を大きく超えるほどの好調ぶりを見せている。
この日の試合も第1打席はサードへの鋭い当たりをデバース内野手のファインプレーに阻まれてしまうと、その後はセンターフライ、ファーストゴロと安打は出なかったが、7回表に迎えた第4打席でショートへ鋭い当たりを放った。
三遊間を破る当たりになるかと思われた打球だったがショートを守るヘルナンデス内野手が素早く反応し、逆シグナルでダイビングしてキャッチ。アライズはまたも安打を損した形になるかと思われたが、送球の間に俊足を飛ばして一塁へダッシュ。ファーストのターナー内野手の足が一塁ベースから離れたこともあり、間一髪でセーフ。記録は内野安打となり、11試合連続安打を達成した。
その後、9回表に回ってきた第5打席は1死二、三塁というチャンスだったがショートゴロに終わり、マルチ安打とはならなかった。
これでシーズン前半を折り返す81試合を終えたアライズはここまで288打数で114安打を放ち打率は.396に。あのイチローが「お気に入りの選手」として期待するヒットメーカーは1941年にテッド・ウィリアムズが達成して以来、82年ぶりとなるシーズン打率4割を達成できるか、今後も注目したい。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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