【MLB】エンゼルス7-9ホワイトソックス(6月29日・日本時間30日/アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手が「3番・DH」でスタメン出場。9回の第5打席に29号2ランを放った。驚異的なペースでホームランを量産する大谷はこれで、46本塁打を放った2021年を上回る6月中の29本塁打到達。さらに現地時間6月29日の29号到達は、奇しくもア・リーグ新記録となる62本塁打を放った昨年のヤンキース・ジャッジと全く同じペースとなった。
大谷はこの日、2三振に申告敬遠、四球とエンゼルスのスタメンで唯一ヒットが出ていなかった。しかし5-9と4点を追いかける9回、2死一塁で5打席目を迎えると、カウント1-2からのスライダーを快音とともにスタンドへ。ここ4試合で4本目、連続試合安打も7試合に継続する特大アーチを放った。
日本人最多を更新するとともにエンゼルス記録も塗り替える月間14本目のアーチにも、大きくリードを許す展開の9回2死だったこともあって大谷に笑顔はない。ベンチに戻ってチームメートとハイタッチを交わしたものの、お馴染みの兜セレブレーションも行われなかった。それでも、ノーヒットでは終わらず、3打数1安打1本塁打2打点ときっちり結果を残すところはさすが。結局チームは敗れたが、9回の2失点がなければ同点弾となっていた打席だった。
得意と言われている6月で最後まで絶好調を維持してみせた大谷は、これで年間56.6本ペース。シーズン折返しを過ぎたばかりとはいえ、日本人選手初のホームラン王のタイトルにかかる期待は大きい。昨季大谷がMPVを争い、62本塁打という圧倒的な記録でMVPを獲得したジャッジも、昨年の同日に29号を放っていることからも、現在の大谷の凄さがわかるというものだろう。年間を通して今の調子を持続するのは不可能であることは重々承知だが、これまで大谷は我々の想像を軽く超えてきただけに、もしかして……と思わずにはいられない。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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