【MLB】エンゼルス7-9ホワイトソックス(6月29日・日本時間30日/アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手が「3番・DH」で先発出場。9回2死から今季29号2ランを放った。この試合、先発メンバーで唯一ヒットが出ていなかった大谷だったが、最後の最後にファンも溜飲を下げる1発。それを生んだのは、前を打つトラウトの意地のヒットだった。
6試合連続ヒット、2試合連続3安打、ここ3試合で3本塁打と6月終盤にきても止まらない大谷のバットだが、この日は4打席で2打数無安打と先発メンバーでただ1人ヒットがないまま試合は9回を迎えた。9回のエンゼルスの攻撃は、ラストバッターから。ランナーが出なければ3番の大谷に打席は回ってこない。実際、代打ウォード、1番モニアックと凡退し、あと1人で試合終了という状況となった。
ここで2番トラウトが打席に入る。トラウトは第3打席でツーベースを放ちチャンスで大谷に回すも、大谷は申告敬遠。第4打席でも大谷の前でヒットを放ちその後二塁まで進んだが、ここでも大谷は四球と勝負してもらえなかった。そしてこの打席でも、なんとしても大谷につなげると言わんばかりに、レフトへ三度目の正直のヒットを放つ。そして最後の最後に打席が回ってきた大谷がこれに応え、7試合連続安打となるキング独走の29号を豪快にセンターに放り込んだ。トラウトはホームで大谷を迎えながら、“打ってくれたね”と言っているように大谷を指さしていた。
これにはファンも熱くなったよう。ネット上には「やっぱりめちゃくちゃカッコいいな、トラウトさん」「胸アツなヒット」「アニキーーーって感じだわ」といったコメントや、「トラ兄ありがとう!」「トラウトが、繋いでくれたから!」とトラウトに対する賛辞が踊った。
なおトラウトはこの日、今年のオールスターの先発出場が決定。現役最多11度目のオールスター選出となるトラウトは、これで10開催連続での先発出場という快挙達成となった。3年連続3度目の出場となる大谷と、オールスターでも競演を見せる。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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