6月28日に京セラドーム大阪で行われたオリックス・バファローズ対千葉ロッテマリーンズの一戦で、オリックスの“怪童”山下舜平大が、リーグトップとなる7勝目を挙げ、野球ファンの注目を集めている。

【映像】ボールが消えた!「超一級品カーブ」が急落する瞬間

6月9日に行われたセ・パ交流戦、横浜DeNAベイスターズとの一戦では、7奪三振を奪うも4失点で初の黒星を喫し、続く6月17日の東京ヤクルトスワローズ戦では、勝ちこそしたものの3失点と、やや疲れが出始めてきたかに見えた山下ではあったが、この日はこれまで以上にカーブを効果的に織り交ぜ、要所要所で三振を奪いながらも、ストライク先行で打たせるピッチングも見せ、6回を投げ、96球。見事無失点に抑える好投で、ハーラー単独トップとなる7勝目を掴み取った。

プロ初先発が開幕のマウンド、しかもそこで好投するという強心臓ぶりを見せてからというもの、とても今年初めて1軍のマウンドに登ったとは思えないほどの好投で、ついには最多勝候補にまで上り詰めている山下に、ネット上の野球ファンからは「明らかに直球張られたりしてるのに打ち上げてばっかなのみるとほんとに球の質がいいんだな」「由伸とか宮城で麻痺してるけど、高卒3年目でこんだけ粘り強く投げてチームに貢献してるのは本当に凄い」「今日は序盤調子悪そうだったけど点与えないのさすがやわ ピンチに強すぎる」「さすがにここまで無双が続くとストレートに狙いを絞られる場面も増えてきてるし、登板感覚が短くなるのと夏場への同時アジャストは大変だと思う。それでもストレートをなかなかホームランにはされてないし、ピンチでギア上げれるんだからやっぱり積んでるエンジンからして違う!あっぱれ!」「たまに凄いフォークが決まる ここに更なるロマンがある」「調子悪いって言ってもコントロールが悪いだけで球威とキレは一級品のまま すごいよ」と、デビュー当初に比べ、他球団からのマークも厳しくなる中で、好投を続ける山下への驚きと称賛の声を中心に、様々な反響が寄せられている。