将棋の藤井聡太王位(竜王、名人、叡王、棋王、王将、棋聖、20)に佐々木大地七段(28)が挑戦する伊藤園お〜いお茶杯王位戦七番勝負が7月7日、愛知県豊田市の「豊田市能楽堂」で第1局の対局を行っている。振り駒の結果、先手は藤井王位に決定。注目の開幕局の戦型は「横歩取り」となった。
【中継を見る】藤井王位VS佐々木七段 注目の開幕局(生中継中)
4連覇を目指す藤井王位に、タイトル奪取を狙う佐々木七段が挑戦する今期の七番勝負が開幕。同時期に並行して行われているヒューリック杯棋聖戦五番勝負と同カードとなり、両者はダブルタイトル戦期間に突入した。振り駒の結果、先手は藤井王位の先手に決定。両者の対戦では初めてとなる「横歩取り」の戦型が選ばれた。
ABEMAの中継には、佐々木七段の師匠で王位3期の深浦康市九段(51)が出演。愛弟子の戦型選択について「練習でも見たことがない。『やってくれたな、大地』という感じでビックリしました。温めていた作戦なんだと思いますが、横歩取りは序盤に悪くなると一気に崩れてしまうリスクもあるので、師匠としては(この選択を)知っていたら止めていたかも」とコメントしていた。
2日制とあり進行はスローペース。佐々木七段が銀を活用する工夫に対し、藤井王位は決断の一手ともいえる自陣への角打ちを見せており、今後の両者の構想に大注目が集まっている。持ち時間は各8時間の2日制。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
【昼食の注文】
藤井聡太王位 飛騨牛のオムハッシュドビーフと豊田市産新玉葱のパリソワールスタイル
佐々木大地七段 日間賀島産の蛸飯と蕎麦寿司
【昼食休憩時の残り持ち時間】
藤井聡太王位 6時間3分(消費1時間57分)
佐々木大地七段 6時間44分(消費1時間16分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)