【MLB】ドジャース-エンゼルス(7月7日・日本時間8日/ロサンゼルス)
エンゼルス大谷翔平投手が「1番・DH」で先発出場し、4回の第2打席に4試合・14打席ぶりにライト前ヒットを放った。打率.394、15本塁打、29打点と暴れまくった6月から一転、7月は5試合でヒットはホームラン1本だけの18打数1安打、打率.056と苦しんでいたところ。久々の快音は今季節目の100安打で、3年連続100安打をマークした。
【映像】大谷翔平、名手ベッツの横を高速で通過するライト前ヒット
まもなく迎えるオールスターゲームを前に、大谷は苦しんでいた。6月は104打数41安打29打点、15本塁打で打率.394と打ちまくり、文句なしで自身3度目の月間MVPを獲得。オールスターゲームでもア・リーグの最多得票で選出されDH、さらには後に投手としても出場することが決まっていた。ところが7月に入り打撃の調子は急降下。7月2日(日本時間3日)には本塁打王争いを独走する両リーグトップの31号を放ったものの、前日までに放った7月のヒットはこの1本だけ。さらに4日(同5日)のパドレス戦で先発した際、右手中指の爪を再び割り、マメもできたことで緊急降板。オールスターでの登板も回避することになってしまった。
順風満帆だった6月から一転、大谷自身の調子が落ちるとチームにも悪循環が起こり、主砲トラウトが左有鈎骨を骨折し、少なく見ても復帰まで1カ月以上はかかる見通しだ。今季のエンゼルスは主力選手に負傷者が続出し、開幕時に組んだオーダーとはまるで別物に。蓄えていたチームの貯金もどんどんと減る状況になっている。
他の強打者が離脱する分、大谷に対してのマークも厳しくなり、さらにはカウントが悪くなれば歩かされるという2021年シーズンの二の舞いを不安視する関係者、ファンも多い中、大谷がどこまで自分のバットで苦境を切り開けるかが、最大の注目ポイントだ。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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