【MLB】ドジャース10-5エンゼルス(7月8日・日本時間9日/ロサンゼルス)
エンゼルスの大谷翔平投手が「1番・DH」で先発出場。第2打席では今季6本目となるスリーベースヒットを放つなどの活躍を収め、ファンの間で大きな注目を集めている。
7月に入って以来、23打数3安打と勢いに陰りが見られた大谷だったが、昨日の試合で4試合ぶりにヒットを放つなど復調気配を見せると、この試合でも1回表にドジャース先発のベシアの初球を叩いてセンター前ヒットを放ってチャンスメークに大きく貢献していた。
そして迎えた3回表のエンゼルスの攻撃。先頭打者のベラスケス内野手が三振に倒れ、1死走者なしという場面で打席を迎えた大谷は2番手のグローブがカウント1-1から投じてきた真ん中高めのストレートを叩いた。
打球は角度が付かなかったため低い弾道にはなったが、右中間を真っ二つに破り長打コースに。ライトを守るベッツがやや打球処理にもたついている間に大谷は二塁ベースを蹴って三塁へと一目散にダッシュする。ボールがサードに帰ってきたが、送球が逸れたことも幸いし、無事にセーフ。三塁到達11秒67の大激走でチームを鼓舞する一打となった。なおこれは今季6本目のスリーベースヒットとなり、この部門でもアメリカン・リーグトップに立っている。
この日のエンゼルスは初回のアデルの負傷交代に始まり、先発のデトマーズが3回持たずに7点を献上して降板するなど序盤から厳しい展開を強いられたが、そのなかで唯一気を吐く形になった。
図らずも孤軍奮闘する大谷のプレーを見た視聴者はSNSを通じて「もう大谷くんはサイクルだけ狙ったらいいよ」「なんか泣きそうだ…」「どうか報われてほしい」と大谷の活躍ぶりを称えるものやエンゼルスの反撃を祈るようなコメントが目立った。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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