WBCで日本代表監督を務めた栗山英樹氏が、記者会見時の驚きの発言の真意について語った。
【映像】衝撃発言「大谷翔平、いります?」の真意
石橋貴明は「これは絶対に聞きたいなと思っていたんですけど、WBCの一番最初に会見したときに『え? 翔平いります?』って言ったじゃないですか」と切り出した。この発言を聞いた石橋は「栗山さん、何を言っているの!?大谷翔平がいなきゃ、今回のWBCのオールジャパンは成立しないでしょ」と、かなり驚いたそう。
さらに「だって栗山さんだったというのはある種『大谷翔平を口説けるのは栗山さん』ってことだから、ということもあるんでしょ? と俺は思ったから『え? いりますどころの騒ぎじゃない。絶対ですよ、マストですよ』って。俺はそのあとずっと思っていたんだけど」と続けた。
しかし石橋は「最後トラウトを三振にとってワッてやるって、あのシーンを観た瞬間に、栗山さんは多分、WBCの監督を引き受けたときに、あれをイメージしていたんだろうなって思ったの。あの瞬間思ったんですけど。だから『いります?』というのは『栗山さん、すっげーカマしてきたんだ』と思って」と、決勝戦で考えが変わったことも明かした。
話を頷きながら聞いていた栗山氏は「その通りです。僕は記者に、優勝した時のシーンは浮かんでいるというようなことはずっと言っていたんで」と認めて「貴明さんが言われた通り、僕も貴明さんが感じている今回のジャパンの意味とか、もちろん僕もすごく感じていた」と説明。
「ただ、僕と翔平との距離感を考えると、他のジャパンの選手を選んだ時の事を色々考えた時に、それは別物として普通の選手と一緒、という風にしておかないと、やっぱりおかしいじゃないですか」と告白して「なのでその記者に『翔平いりますか?』って(質問されたときに)、『ほかの選手も一緒ですよね』というつもりで言っただけ」と発言の真意を語った。
石橋は決勝の勝負が決まった瞬間について「多分10年後とか。あのトラウトから三振をとって、大谷さんが帽子とグローブをビヤンッて投げた。あれを観てオールジャパン行きたいという選手が並びますよね」と、伝説的なシーンを振り返った。
(ABEMA『石橋貴明 お礼参り THE WORLD』)