<大相撲七月場所>◇五日目◇13日◇名古屋・ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)
前頭四枚目・宇良(木瀬)が前頭六枚目・王鵬(大嶽)を逆転の突き出しで下し、3勝目を挙げた。劣勢の宇良が土俵際で見せた反転攻勢に、ファンも「カエル跳び」「裏ワザ」と盛り上がった。
立ち合い頭を下げて当たっていった宇良。身長190センチと大きな体の王鵬が突き押しで前に出ると、いちどは土俵際まで追い込まれてしまう。だが、そこから“カエル跳び”のように沈み込んで反転攻勢、王鵬が引いたところをすかさず一気に前に出た宇良は、そのまま突き出しを決めて勝利した。宇良は3勝目。敗れた王鵬は3敗目を喫した。
逆転勝利した宇良の相撲内容に、ABEMAで解説を務めた元前頭・鏡桜も「よく残しましたね」と一言。続けて「(王鵬は)もっと体を近づけて浴びせるように行くと宇良も嫌がるんですけど。潜られて引いてしまうんですよ」と分析し、「宇良も前に落ちた相撲が少ないですからね。あまり落ちない力士なので」と王鵬が宇良を相手に引いてしまったことが敗因だと語った。
劣勢を跳ね返した宇良の取組を受けて、ファンからは「すばらしい!」「カエル跳び」「裏ワザ」「王鵬吹っ飛ばされちゃった」と興奮気味のコメントが相次いでいた。(ABEMA『大相撲チャンネル』)