【MLB】エンゼルス5-7アストロズ(7月14日・日本時間15日/アナハイム)
1球の判定が、流れを崩してしまった……。エンゼルスの大谷翔平投手が「2番・投手」で先発出場。3回まで投げて5奪三振を記録するなど無失点に抑えてきたが、4回表に無死満塁を招き、同点を許すきっかけの一つとなった審判の"ボール判定"に大谷は思わずがっくりと肩を落とし、首をもたげた。打者は見逃し三振を覚悟、ベンチに戻る素振りを見せていただけに、後味の悪い一球となった。
4回表の大谷は、第1打席に安打を許した先頭打者タッカーに死球を与え、無死一塁の場面で4番アブレイユと対峙した。今季はここまで打率.234だが、過去には打点王に2度も輝いているスラッガーだけに、初球からスイーパーを駆使して慎重に攻めていく。2球目のストレート、3球目のスイーパーはいずれも外れてボール。4球目の真ん中低めのカットボールでファウルを打たせ、カウント2-2と追い込んだ大谷は5球目に内角高めのストレートを投じるも、アブレイユはこれにも反応してファウル。
インコースの速球に対応された直後ということもあり、大谷は6球目に内角高めへと沈める自慢のスイーパーを投げ込んだ。三振を狙って投げてきた球であり、大谷にとっても渾身の1球だったはずだ。ストライクゾーンに決まったかと思われたが……判定はボール。打者のアブレイユも見逃し三振を覚悟して、ベンチへと歩み始める仕草を見せるほどの際どい判定だった。
このスイーパーでアブレイユを打ち取れると考えていただけに、大谷はこの判定に思わず膝に手をついてガックシ。フルカウントから再開となった。結局、アブレイユを四球で歩かせてしまうと、続くマコーミックにも四球を与え、無死満塁のピンチを招くことに。その後、一死を挙げて迎えたジュルクスにライト前へタイムリーを打たれ、さらにペーニャのセカンドゴロの間にも生還を許して2失点。先行していた展開を守り切ることができず、2-2に追いつかれてしまった。
ファンも、「きっつ」「えええ」「完璧な球だろ」といったコメントであふれるなど、大谷にとっては悔やまれる1球となってしまった。なおチームは5-7で敗れて6連敗。大谷は今季5敗目(7勝)を喫した。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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