7月7日に楽天モバイルパーク宮城で行われた東北楽天ゴールデンイーグルス対福岡ソフトバンクホークスの一戦で、球界屈指の俊足男・ソフトバンクの“足”の切り札・周東右京の足を阻んだ楽天・辰己涼介のプレーが野球ファンの間で話題となっている。
【映像】“爆速男”周東が止められる衝撃の瞬間
5-6、楽天1点のリードで迎えたこの試合の9回表、ソフトバンクは、まず先頭の3番・近藤健介がヒットで出塁すると、この近藤への代走に“足のスペシャリスト”である周東を起用。すると周東は、次の4番・柳田の放ったセンター前ヒットで一気に三塁へ。早速、その“安定の俊足ぶり”を披露することとなった。そして、続く5番・牧原大成は三振に倒れ、一死となったものの、なおも反撃のチャンスに登場したのは6番・柳町達への代打として送られた“戻ってきた男”デスパイネ。犠牲フライでも同点というこの場面で、デスパイネはカウント1-0からの2球目をやや強引に振りぬくと、打球はお誂え向きのセンターへの飛球へ。やや浅めの当たりであるとはいえ、周東の足を考えれば、本塁突入を強行するかに思われたが、この飛球に、楽天のセンター・辰己涼介が、バックホームで“刺す気満々”で捕球に入ると、周東は本塁突入の構えを見せたもののすぐに帰塁。周東が辰己の肩を警戒し、辰己は周東の足を全力で意識するという“ホコvsタテの睨みあい”で、犠牲フライとはならなかった。
これまで数多の好走塁で本塁突入を成功させている周東を、辰己が未然に阻止したとこのプレーに、ネット上の野球ファンからは「行かせないってまじで大事だよなぁ...浅かったとはいえ周東に行かせなかったのはヤバい」「行かない選択ができるからこそ周東の走塁は信頼出来る」「あの韋駄天周東を走らせないっていうのは相当だわ。」「自分の足を過信しすぎず冷静にストップできるのが周東の魅力。そしてそう判断させる辰己もさすが。」「プロ野球の魅力が詰まった攻防だ」「辰己さんの肩ならアウトじゃないか 周東さんの足ならセーフじゃないか と思わせる、二人が凄い」といった様々な反響が寄せられている。
