【MLB】エンゼルス8-9アストロズ(7月16日・日本時間17日/アナハイム)
試合にこそ敗れてしまったが、2試合連続でビハインドの9回裏に一発を放った大谷翔平投手。打球速度105.4マイル(約170キロ)、飛距離411フィート(約125メートル)の特大弾だったが、打たれた投手も打球が上がった瞬間に目で追うことなく、”お手上げ”モードにならざるを得ない完璧なホームランだった。
【映像】大谷翔平、土壇場9回に2試合連発の34号ホームラン!
この日の一撃も、9回だった。この試合、「2番・DH」で出場した大谷は第4打席までヒットなし。チームも8、9回にリリーフ陣が打ち込まれて逆転を許す重苦しい場面だったが、前日に続いて打線に勇気を与える一撃を放った。
打球は前日のリプレーのように高々と上がると、アストロズのリリーバー・メイトンは打球を目で追うこともなくそのまま一塁側に数歩だけ歩き出した。その後、確認するかのようにセンター後方に視線をやると、打球は左中間スタンドに突き刺さる34号アーチに。
ア・リーグトップを独走するだけでなく、昨季自身がマークしたシーズン34本に早くも並んだ大谷。シーズン換算では58本塁打ペースと、依然としてア・リーグ新記録の63本塁打も狙えるペース。後半戦もこれで3戦2発と勢いはむしろ加速している。
まさかの敗戦は大きな痛手だが、最後の最後に見せた意地の一発が、プレーオフ進出争いに首の皮一枚でとどまるチームに勇気を与えている。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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