【MLB】エンゼルス4-3ヤンキース(7月17日・日本時間18日/アナハイム)
ヤンキース戦に「2番・DH」で先発出場した大谷翔平投手が7回の第4打席で3試合連続の35号同点2ランホームランを放った。手がつけられないほどの好調ぶりを見せる大谷と勝負したヤンキースの策は、結果的に裏目に。その瞬間、被弾を確信したヤ軍捕手は両腕を振り下ろすように悔しがるとシャウトし、地団駄を踏んだ。
ホームラン王のタイトルを確実視されながら8月以降に失速した21年とは異なり、今季の大谷は後半戦4戦3発と量産態勢が止まらない。
この日の試合でも第2打席で早々にマルチヒットを記録した大谷。第3打席は、5回裏、ツーアウトランナー二、三塁の場面で当たり前のように申告敬遠となってしまった。第4打席は1−3とリードされた7回裏、2アウト一塁の場面で大谷に回ると、ヤンキースはいったん間を置いて内野陣がマウンドへ集合。
7回とはいえ、2点差でランナー一塁の場合、並の選手なら迷わず勝負する場面だが相手は大谷。ABEMA視聴者もコメントで「敬遠?」「また歩かされるのか」と心配の声が上がったが、結局ヤンキースは勝負を選択。
すると大谷は勝利の方程式の一角で2番手・キングのストレートをアジャストして野球漫画のような劇的な展開でスタンドイン。打った瞬間に大谷は確信していたようだが、相手投手のキングも諦めたようで打球の方向を振り返りもしない一発。同様に捕手も両腕を振り下ろすように悔しがり、シャウトした。結果論ではあるが、ヤンキースはこの場面でも敬遠するが正解だったようだ。
勝負策が裏目に出たヤンキースに対しては「ヤンキース、やらかしたな笑」「結果、敬遠しておけばよかった」「やはり勝負してはいけない」といった声が多数見られたが、本来であれば勝負は当然の場面。それでも「勝負してはダメ」と思わせてしまうのが大谷のすごみだ。
なお、大谷の一発で3-3に追いついたエンゼルスは、10回裏に代打・ステファニックのサヨナラタイムリーでサヨナラ勝ち。試合後のインタビューでステファニックは自身の活躍よりも、同点弾を放った大谷の諦めない姿勢を称賛していた。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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