<大相撲七月場所>◇千秋楽◇23日◇名古屋・ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)
名古屋場所千秋楽の23日、12勝3敗で並んだ前頭九枚目・北勝富士(八角)との優勝決定戦を制して、初優勝を果たした関脇・豊昇龍(立浪)。本割では新入幕で旋風を巻き起こしていた前頭十七枚目・伯桜鵬(宮城野)の前に立ちはだかった。
土俵の上ではおじさん(元横綱・朝青龍)譲りの気迫溢れる表情が印象的の豊昇龍だが、初めての優勝インタビューでは一転、笑顔が弾けた。この姿に視聴者は「豊昇龍可愛い 素敵だ」「普段はかわいいな」「この笑顔でファンになりました」などギャップ萌えした様子。館内も豊昇龍が発した「おじさん」という言葉に盛り上がりを見せた。
―この拍手、歓声、今どんな風に聞こえてますか?
うれしいっす(笑)。
―初めて手にした賜杯はどんな感触でしたか?
全然、覚えてないです(笑)。
―今日は優勝決定戦になりました。勝った後、目から溢れるものが見えました。どんな思いでしたか?
出ちゃったっすね。すごくうれしくて、我慢していたんですけど、止まらなかったです。
―優勝のためには決定戦の可能性があった中で、新入幕力士と初めての対戦となりました。どんな気持ちで土俵に上がりましたか?
しっかり勝ち取って、次に繋げたいという気持ちだけで、土俵に上がりました。
―優勝決定戦は場所中、本割で敗れていた北勝富士関とでした。そこに向けてはどのように気持ちを作っていきましたか?
ここまで来たんだから、やるしかないという気持ちで上がりました。
―今場所は豊昇龍関にとって大関昇進がかかった場所として迎えました。改めてこの15日間振り返っていかがですか?
しっかりやりましたって今、思っています。
―場所中には「一番、一番集中する」ってお答えでしたが、大関に向けての意識はどうだったのでしょう?
まったくありませんでした。
―先ほど、情報が入ってきまして、審判部が八角理事長に向けて大関昇進の臨時理事会を要請するという、そんな話があります。いよいよ大関です。
ありがとうございます(満面の笑みを見せる)。
―関取にとって、大関という番付はいかがですか?
夢のところなので、今すごくうれしいです。
―初優勝、そして大関と2つの夢を同時にする名古屋場所となりました。いかがですか?
うれしいです(笑)。
―このうれしさは、今誰に1番伝えたいですか?
1番最初に(立浪)親方に、その後におじさんに言いたいです(満面の笑みを見せ、会場も盛り上がる)。
―ぜひ、皆さんとその喜びを噛み締めてください。最後に来場所に向けて、終わったばかりで恐縮ですが、お願いします。立場が変わります。
しっかり、1から稽古して大勝ちするように頑張りたいです。
(ABEMA/大相撲チャンネル)