パ・リーグの連勝で幕を閉じたオールスターを経て、いよいよ後半戦がスタート。早くも各チームが激しくしのぎを削ることとなったが、そうした中、パ・リーグ各チームの戦況と今後の展望について、元・千葉ロッテマリーンズの野球解説者・里崎智也氏が語った。

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7月21日放送のABEMA『バズ!パ・リーグ』では、前半戦終了時点での成績を振り返りながら、各チームの状況を分析することとなったが、まず里崎氏は、現在の状況について、「(オリックスが3連覇に向けて)ちょっと走っちゃった。あとはソフトバンクが連敗。でも、9連敗ですかね?したけど、まだ貯金が6あるんすからね。首位と5.5ゲーム差。」と、オリックス・バファローズが7月9日に首位に躍り出た後も順調に勝ちを重ね、頭ひとつ抜け出た形となってはいるものの、その間にまさかの9連敗を喫した福岡ソフトバンクホークスも、未だ貯金6の状態であることから、上位3チームは未だ混戦の様相を呈していると解説。

続いて4〜6位のチームについて里崎氏は、「楽天が、一気に大型連勝。ロッテには1回負けましたけど、しっかり勝ち切って、大型連勝でAクラスまで(勝差)5まで縮めたところは、クライマックス・シリーズに向けては、ちょっと大きな前進かなと。西武・日本ハムは、Aクラスまで9と10.5ゲーム差なんで、ちょっとスーパー大型連勝を。(勝率を)5割まで持っていかないといけないから。西武で言ったら12、日本ハムで言ったら15、貯金作らないといけないんで、最低でも。」と、前半戦の序盤は苦戦を強いられた4位の東北楽天ゴールデンイーグルスが、大型連勝で一気に上位3チームに肉薄する勢いとなっているものの、その一方で、5位の埼玉西武ライオンズと、6位の北海道日本ハムファイターズは、未だ苦しい状況にあると解説。Aクラス入りを目指す上では、他球団から少しずつでも勝ち星を奪い、自らの貯金として積み上げていくことが重要であるとした。

こうした状況を踏まえた上で里崎氏は、「だいたいこの、今の勝敗見てたら、やっぱAクラスはやっぱ貯金はいるなっていう感じなんで。」とコメント。クライマックスシリーズへの出場条件となるAクラス入りを果たす上では、すべてのチームが貯金を作ることが必須であると、自身の見解を語ることとなった。