藤井聡太竜王・名人の脳内リアクション?戦型選択に「ん?ん?フフフ」ファンも注目「わろてる」「楽しそうやなー」/将棋・ABEMAトーナメント
【映像】仲間の変わった手に藤井聡太竜王・名人は「ん?フフフ」

 天下の竜王・名人の頭に「?」マークがいくつも並んでいた。将棋界の早指し団体戦「ABEMAトーナメント2023」予選Eリーグ第3試合、チーム藤井とチーム渡辺の対戦が7月22日に放送された。藤井聡太竜王・名人(王位、叡王、棋王、王将、棋聖、21)は2年ぶりの優勝を目指した今大会で絶好調。チーム千田戦、チーム渡辺戦と合わせて5局戦い、負け知らずの全勝。チームを本戦に導いた。その中で、今回チームメイトの選んだ東海出身の先輩・澤田真吾七段(31)の指し回しには、味方ながら困惑することもしばしば。兄弟子である齊藤裕也四段(26)と「ん?」と声を合わせたところで、ファンの笑いを誘うことになった。

【映像】仲間の変わった手に藤井聡太竜王・名人は「ん?フフフ」

 藤井竜王・名人は、幼いころに澤田七段に指導対局をしてもらった間柄。今や将棋界の頂点に立つ藤井竜王・名人が、東海出身でチームを組もうと考えた時に、ドラフト1巡目で指名したのが澤田七段だった。指名の期待に応えて澤田七段はチーム千田戦、続くチーム渡辺戦でも独特な指し回しで活躍し、リーダーを力強く支えた。

 頼もしい先輩の将棋だが、思わず「?」となったのが第4局だ。澤田七段は岡部怜央四段(24)と対戦すると、直前には「そういう気分じゃない」と言っていた相掛かりの出だしを選んだが、オーソドックスな展開にはしなかった。▲4八銀と指したところで、相手チームのリーダー渡辺明九段(39)から「先手でマニアックなことをやってきた」と言われるほど珍しい手順を踏むと、さらに▲3八金とよく見る形とは金銀の位置を逆にした。これには控室にいた藤井竜王・名人、齊藤四段が交互に「ん?」と声をあげ、さらに藤井竜王・名人は「ん!ここからでしたか。フフフ」と、笑いがこぼれた。このリアクションにはファンも興味をそそられ「わろてる」「サワディーおもろい」「嬉しそう」「楽しそうやなー」といった声が届いた。

 なお変わった相掛かりで始まった将棋は、途中から横歩取りのような形に。最終的には澤田七段が153手で勝利したが、本人も「相掛かりと横歩取り、2局指した気分」と、あまり聞き慣れないコメントを残していた。

◆ABEMAトーナメント2023 第1、2回が個人戦、第3回から団体戦になり、今回が6回目の開催。ドラフト会議にリーダー棋士14人が参加し、2人ずつを指名、3人1組のチームを作る。残り1チームは指名漏れした棋士が3つに分かれたトーナメントを実施し、勝ち抜いた3人が「エントリーチーム」として参加、全15チームで行われる。予選リーグは3チームずつ5リーグに分かれ、上位2チームが本戦トーナメントに進出する。試合は全て5本先取の9本勝負で行われ、対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。優勝賞金は1000万円。
ABEMA/将棋チャンネルより)

【映像】佐々木勇気八段のエピソードで盛り上がる控室
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