将棋の藤井聡太王位(竜王、名人、叡王、棋王、王将、棋聖、21)が7月26日、伊藤園お〜いお茶杯王位戦七番勝負で佐々木大地七段(28)と現在対局中だ。北海道小樽市の「料亭湯宿 銀鱗荘」を舞台に行われている第3局では、正座のままほぼ動くことのない記録係の姿が話題に。ファンからは「彼だけ静止画」「アクリルスタンドかな?」などのコメントが寄せられていた。
タイトル戦をはじめとする公式戦では、対局を支える陰の立役者となるのが記録係だ。王位戦七番勝負は持ち時間各8時間、2日間に渡って行われるが、指し手の記入に加えて持ち時間の管理や、時には対局者から空調管理や各種の調整役など重要任務を担う。本局では、中川大輔八段門下の福田晴紀奨励会三段(22)が記録係を担当している。各棋戦で熱心に記録を務めているほかプロの間でも研究が深いと知られている奨励会員で、四段昇段にも大きな期待が寄せられている。
記録係は正座から足を崩してはいけないという規定はないものの、福田三段は足を崩さないどころかほぼ“不動”。離席がないことももちろん、記録用のタブレット操作、指し手用紙への記入以外では瞬き以外の動きが見られず、“動かない”ことで逆に視聴者から「静止画?」「ハシビロコウ的な」「無の境地」「姿勢が素晴らしい」「少し休憩して~」「記録さんにスパチャしたい」「アクリルスタンドかな?」と注目を集めていた。
対局者と同様に高い集中力を保ち、長時間記録を務める奨励会員の姿も将棋観戦の視聴ポイントとなりそうだ。
(ABEMA/将棋チャンネルより)