エンゼルスに最強打線の驚弾炸裂！ “ナ・リーグMVP候補”アクーニャJr.の特大3ランに「うそーん！」球場の雰囲気も一変

【MLB】ブレーブス12－5エンゼルス（8月2日・日本時間8月3日／アトランタ）

　驚弾炸裂にスタジアムの雰囲気が一変した。エンゼルスの大谷翔平投手が「2番・DH」で先発出場した試合で、ナ・リーグMVP候補とされるスラッガー、アクーニャJr.が先制3ランを放った。目下首位、MLB最高勝率を誇るチームの主砲がエンゼルスに襲い掛かるその光景に、ファンも多数の反響を寄せた。

【映像】アクーニャJr.の128m特大弾と大歓声

　スコアレスの3回裏、8番・アルシアがセンター前ヒット、ハリス2世がライト前ヒットと下位打線でチャンスメークに成功したブレーブス。ファンから「1点はしょうがない。落ち着いてー」「ジオリトがんばれ」とエンゼルスへの声援が上がるなか、打席には1番・アクーニャJr.が入った。

　エンゼルス先発右腕・ジオリトが投じた3球目、92マイル（約148キロ）のフォーシームに鋭く反応すると、打球は大きく伸びセンター方向への25号3ランとなった。マウンド上のジオリトはやってしまった…という様子でかぶりを振るばかり。一方、満員のトゥルイスト・パークは地鳴りのような歓声だ。ホームベースを踏んだアクーニャJr.はアルシアと熱いハグで喜んだ。

　インパクト抜群の一発にファンもまた「さすが！」「うそーん！」「３ランはあかん」「ど真ん中おやすみなさい」「流れって怖いわ」「甘かったなぁ」と悲喜こもごも。ABEMA中継で実況を務めていたDJケチャップ氏は「なんでここ、思いっ切り真ん中にまっすぐだったんだろう」とバッテリーの配球にも疑問を呈していた。

　アクーニャJr.は開幕に先立って行われた第5回WBCのベネズエラ代表に初選出。シーズンではナ・リーグのオールスターゲーム投票で最多得票となり、3年連続4度目となる出場を果たしている。オールスター・ブレイク前に20本塁打、50打点、40盗塁の3つを達成しこれは史上初の快挙。目下リーグMVP筆頭候補として最強ブレーブス打線を牽引している。なおアクーニャJr.はその後もヒット、ツーベースと放って猛打賞。12-5で勝利したチームの立役者となった。

（ABEMA『SPORTSチャンネル』）