【MLB】エンゼルス−マリナーズ(8月3日・日本時間8月4日/アナハイム)
もはや魔球の領域だ──。エンゼルスの大谷翔平投手が「2番・投手」で二刀流出場。いきなり無死一、二塁のピンチを背負ったものの、100マイル超えのストレートと多彩な変化球で後続の打者を抑えて無失点でピンチを脱出した。なかでもラリーを空振り三振に仕留めた際の決め球、縦軌道のカットボールが大きな話題となっている。
2年連続の2ケタ勝利を目指して挑んだこの試合、大谷は先頭打者のクロフォードにライト前ヒットを許すと、続くロドリゲスはファーストゴロに打ち取ったかと思われたが、一塁ランナーをアウトにしようとしたファーストのクローンがセカンドへ悪送球。味方のミスで無死一、二塁というピンチをいきなり背負う形になってしまった。
これでリズムを崩してもおかしくなかったが、大谷はここからギアを入れ直し、スイーパーを中心とした投球で3番打者のスアレスをショートフライに打ち取り、打席には4番のラリーが入った。
ここでエンジンが全開になった大谷は初球にいきなり160キロのストレートを投じると、続く2球目も真ん中低めに159キロのストレート。これにはラリーもバットに当てるのが精いっぱいという形で早々と追い込んだ。4球目のストレートを投じた際に一塁ランナーのロドリゲスが盗塁を決めたが、それに一切動じることなく、ラリーとの勝負に徹した。
そしてカウント1-2から投じた6球目。大谷は真ん中低めに鋭く落ちるカットボールを投じるとラリーはハーフスイングで空振り三振。実況も「すごい落ちです」と思わず舌を巻くほどの落差でラリーも「ウソだろ?」と言わんばかりの顔でベンチに戻っていった。
誰もが驚いた大谷のカッターの落差はなんと44インチ(約111.76センチ)。スプリット並みに落ちるという驚異の魔球に誰もが驚かされた。これで勢いに乗った大谷は続くフランスもサードゴロに打ち取ってピンチを脱出するという上々の滑り出しを見せた。
誰もが舌を巻いた大谷の魔球に視聴者も「これスプリットじゃないの?」「縦スラかな?」と落ちる変化球かと予想していたが、実際はカットボールだったと知ると「えっ?カットボールなの?」「カットってこんなに落ちるんか?」と驚いている様子だった。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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