【第105回全国高校野球選手権記念大会】浦和学院9-19仙台育英(1回戦・第1日・第3試合・甲子園)
第105回全国高等学校野球選手権記念大会(主催:朝日新聞社、日本高等学校野球連盟)が6日、阪神甲子園球場で開幕した。第3試合は昨年夏ベスト8の浦和学院、そして優勝校で史上7校目の夏連覇を目指す仙台育英が対戦。今大会屈指の好カードは3時間17分の熱戦、終了時刻は20時52分というファンも驚く記録的なロングゲームとなった。
【映像】終盤は照明の下で激闘を繰り広げた浦和学院-仙台育英 ハイライト
まず第1試合の上田西と土浦の対戦は、春夏通じて開幕戦では初のタイブレークに突入。これにより第2試合以降の開始時刻も後ろ倒しとなり、本来は15:40開始予定の第3試合が17時半頃に開始した。18時を回り甲子園球場はライトが煌々と照らされ、その光景はプロ野球、阪神戦のナイターゲームさながら。それでも両軍の応援団は最後までテンション全開で声援を送っていた。
20時半を過ぎ、試合は9回裏。浦和学院の最後の攻撃でも6番・キャッチャーで出場していた篠塚大雅選手(3年)にヒットが生まれるとファンからは「すごい!!」「まだいける!!」「まだわからないまだこれからー」「落ち着いてたのしんで!!」「どっちもがんばれ!」と熱烈なエールが。9番・江口英寿選手(3年)がセンターフライに倒れるとまたもファンからは「素晴らしかったです!」「どっちも本当によく頑張った」「やっぱ乱打戦が1番見てて楽しい」と両校へ惜しみない賛辞が寄せられた。
試合後、2番・センターで出場した仙台育英の主将、山田脩也選手(3年)は「初回から打線がうまくつながった。最終的には19得点できたので。久しぶりにこんな試合したのでけっこう疲れがたまってるという感じです」と喜びのなかにも疲れの表情が。粘りの野球をみせた浦和学院には「やっぱり浦和学院さんは粘り強くて、1秒も気を抜けない」と振り返って「本当に自分たちの思いというか、いろんな意味で上回ってきていたので、粘り強さを感じた」と敬意を払っていた。
両校合わせて37本の安打が出た記録的な“点取り合戦”。山梨学院監督でこの日の解説を務めていた吉田洸二氏は「甲子園で延長せずに3時間半、なかなかないですね」と驚きのコメント。両校は過去、夏の甲子園で2度対戦。2013年の夏は春夏連覇がかかった浦和学院の2年生エース・小島(現ロッテ)が182球を投げ、結果は仙台育英が11-10でサヨナラ勝ち。熊谷敬宥(現阪神)がサヨナラヒットで浦和学院の春夏連覇を阻んでいる。また2018年夏は浦和学院が9-0で完勝。次戦、仙台育英は、福島代表・聖光学院との2回戦に挑む。
(画像提供:バーチャル高校野球)
8月23日 決勝のハイライト動画
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8/6 第1日 | 8/7 第2日 | 8/8 第3日 |
8/9 第4日 | 8/10 第5日 | 8/11 第6日 |
8/12 第7日 | 8/13 第8日 | 8/14 第9日 |
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『熱闘甲子園』動画一覧
8月6日(日)の開幕戦から決勝まで無料配信! キャスターは古田敦也氏、斎藤佑樹氏、ヒロド歩美氏が務めます。
日 | 見どころ(タップで動画へ) |
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第1日 | 浦和学院と仙台育英の好カードは3時間超えの大熱闘! |
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第14日 | 4年ぶりに戻ってきた声に包まれ最後の一戦 |