戦う以上は、どんな相手でも憧れてしまっては勝てない。日本中を興奮させたあの言葉を胸に、若手棋士がレジェンドを打ち破った。将棋界の早指し団体戦「ABEMAトーナメント2023」本戦トーナメント1回戦・第2試合、チーム康光とチーム斎藤の対戦が8月5日に放送された。第7局はリーダー佐藤康光九段(53)に冨田誠也四段(27)が挑み、241手に及ぶ大熱戦を制し、チーム勝利も決めた。永世棋聖の有資格者でもある大先輩に、気持ちを入れまくった冨田四段の戦いぶりに、ファンからも喝采が起こった。