【MLB】エンゼルス2-3マリナーズ(8月6日・日本時間7日/アナハイム)
4試合目の先発で12奪三振と快投をみせたエンゼルスのルーキー、シルセス。期待溢れる新人投手をリードしたサイスにとっては「いろいろありすぎるゲーム」となった。
【映像】キャッチャー受難?大谷翔平同僚がボールを見失い進塁を許す
1-1で迎えた3回表。9番ロハスを一塁ゴロに仕留め、続く1番クロフォードを空振り三振に打ち取り2アウトとなったが、続く2番ロドリゲスがショートへの内野安打で2死一塁となった直後。3番スアレスへの2球目が外角低めに大きく逸れた。左打者のバッターボックス内でバウンドすると、ボールはキャッチャーミットに当たって三塁ベンチ前へ。これを見失ったタイスはクビをキョロキョロさせる。
これをみた一塁ランナーのロドリゲスは二塁を蹴って三塁へ。直後、逸れたボールを追ったサイスは三塁へ投げるも、ボールは大きく逸れた。三塁手のエスコバルがどうにかキャッチするも、ロドリゲスは悠々セーフ。
記録は暴投となったセルシスだが、3球目と5球目を空振りで3番スアレスから三振を奪い無得点に抑えた。
ここで得点を与えなかったセルシスは7回を投げて4安打(2本塁打)2失点も12奪三振。女房役のサイスは7回裏に同点ソロ本塁打を放ち、降板したばかりのシルセスを敗戦投手にしなかった。
両チーム同点で迎えた9回表、またもセルシスが受難に見舞われた。1死から6番ヘルナンデスにヒットを許すと、7番フォードに対してカウント1-1としたところでサイスがマウンドへ。3番手のエステベスと相談した直後、7番フォードが空振り。このとき代走のカバジェロが二塁へ盗塁。サイスの送球が大きく逸れてカバジェロは三塁へ。
しかし、このプレーはインターフェアと判定され、カバジェロは一塁へ戻された。VTRをみるとフォードが空振りした直後、空を切ったバットが送球するキャッチャーに触れたのが要因だった。
ここも無得点で、試合はタイブレークの末、エンゼルスは1点差で敗れた
暴投でボールを見失い、自らホームランを放ち、そしてインターフェア。キャッチャーのサイスにとって「失点責任のない受難試合」となった。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)


