これは痛い…捕手のキャッチミスしたボールが主審の右手を直撃　内出血するもプレー続行に賛辞の声「俺なら心折れる」

【映像】これは痛い…主審にボール直撃し悶絶

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【MLB】メッツ2−3カブス（8月8日・日本時間8月9日／ニューヨーク）

　「俺なら心折れる」──視聴者がそうコメントするのも納得だ。メッツ対カブスのこの試合、主審を務めたランス・バレット氏にアクシデントが襲った。

【映像】これは痛い…主審にボール直撃し悶絶

　2-2の接戦となったこの試合、6回表のカブスの攻撃。この回からメッツは先発のカラスコに替えてビックフォードがマウンドに。150キロを超える直球と切れ味鋭いスライダーを武器にした投球で先頭打者のホーナーをライトライナー、続くハップをセンターフライに打ち取り、早々と2アウトを奪い打席には先ほど本塁打のベリンジャーが入った。

　ドジャース時代のチームメイト同士となったこの対決。ここのところ好調のベリンジャーを警戒したのか、ビックフォードは初球から内角高めへブラッシュボール気味なストレートで体を起こしたが、続く2球目も再びインコースへ。そしてこの球がバレットに悲劇をもたらした。

　151キロのストレートはストライクゾーンを外れてボールに。先ほどのボール同様に内よりに来たためか、バッテリーを務めるナルバエスはこれをキャッチできず後逸。そのままボールは速度をほとんど緩めることなく、バレット主審の右腕に直撃した。

　打者とは異なり、審判が防具を付けることはほぼないため、生身の腕に150キロ越えのストレートが直撃した際の痛みは想像を絶するが、あまりの痛さにバレットは右腕を振り、何とか痛みをこらえていた。当ててしまった側のメッツのトレーナーらが駆け寄り状態を確認。中継にはひじの辺りに痣ができている様子が映し出された。

　しかし、バレットは特にスプレーなどで冷やすこともなく主審に就き、プレーを再開。メジャーの審判歴10年目を迎えるベテランらしい落ち着いたジャッジをその後も見せてくれた。

　審判の宿命とはいえ、あまりに痛すぎる投球が直撃する様子を見た視聴者は「審判も大変だな」「アザできてるよ」「球審大丈夫？」とバレットに同情する声が多く寄せられた。
（ABEMA『SPORTSチャンネル』）