【第105回全国高校野球選手権記念大会】社0－3日大三（1回戦・第4日・第2試合・甲子園）
2年連続で夏の甲子園に出場している社（兵庫）が初戦から鍛え抜かれた守備を披露した。日大三（西東京）に2点のリードを許して迎えた5回裏、2死一塁の場面でライトを守る年綱皓選手（3年）、ショートの藤井竜之介選手（3年）が完璧な芸術的な中継プレーを見せ、ピンチを脱した。
3回裏に日大三の3番・二宮士選手（3年）にセンターフェンス直撃のタイムリーツーベースを打たれ、先制を許した社。5回にも池内仁海選手（3年）に犠牲フライを打たれ、リードを2点に広げられ、なおも2死一塁と苦しい展開。
ここで打席に立ったのは前の打席でタイムリーツーベースを放っている二宮がライト前へ痛烈なヒットを放つ。一塁走者の池内は躊躇なく三塁を目指すが、打球を捕った年綱は素早い送球。ボールは藤井を経由してサードの合田華都選手（3年）へとつながり、タッチアウト。
中継プレーの基本でもある「一直線上に並ぶ」ポジショニング、さらには捕ってからのスピードと、すべてに一切のムダがない完璧な中継プレー。何度も反復練習を行ったことが透けて見える見事なプレーにスタンドからは大歓声が巻き起こった。
苦しい場面にこそ、日ごろの練習の成果が出る。試合には敗れたが、まさに「高校野球のお手本」と呼ぶにふさわしい見事な中継プレーで、日大三に傾きかけた流れを食い止めた。
画像提供：バーチャル高校野球
8月23日 決勝のハイライト動画
準決勝までのデイリーハイライト動画も
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『熱闘甲子園』動画一覧
8月6日(日)の開幕戦から決勝まで無料配信！ キャスターは古田敦也氏、斎藤佑樹氏、ヒロド歩美氏が務めます。
| 日 | 見どころ（タップで動画へ） |
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