【第105回全国高校野球選手権記念大会】創成館 6-3 星稜(2回戦・第5日・第3試合・甲子園)
5年ぶり3度目出場の創成館(長崎)が、2年連続22回出場の名門・星稜(石川)を破る大金星で甲子園8年ぶりの勝利を飾り、2回戦を突破。3回戦進出を一番乗りで決めた。
試合は初回から創成館が“らしさ”光る攻撃で先制。1回裏、ヒットとエンドランでチャンスを作ると、2死満塁で6番伊藤悠稀選手が押し出しの四球を選び、ワイルドピッチも絡んで2点を奪った。続く2回も3番松崎誠人選手の押し出し四球で1点を追加。星稜はエースの武内涼太選手が5与四球と安定せず、2回途中5失点で早くも降板となった。2番手として左腕の佐宗翼選手に後を託したが、永本翔規選手にタイムリーを浴び、2回終了時点で6-0。ここまでタイムリーヒット僅か1本ながら、相手のミスを突く小技も交えた攻撃で創成館が大量リードを築いた。
一方、投げては楽天などで活躍した福盛和男氏を父にもつエース・福盛大和選手が4回無失点と好投。5回に足が攣ったことなどを考慮して降板したものの、2番手としてマウンドを引き継いだ村田昊徽選手が要所を閉める力投。6回には1点を失い、なおも2死一、二塁のピンチで星稜の6番専徒大和選手を三振に仕留め、流れを断ち切った。試合はそのまま創成館が終盤まで優位に進め勝利。敗れた星稜は9回に武内の2ランで2点を返すなど最終回に追撃を見せたが及ばなかった。
創成館は2015、2018年に続き3度目となった夏の甲子園。選抜は海星と長崎日大が長崎県勢初のダブル出場を果たすなか、両校不在となった春の県大会も優勝を逃していた。しかし、今大会は準々決勝をタイブレークの末、1-0で長崎北に辛勝。その後も格上を破ってきた。長崎大会のチーム打率.252、犠打16という成績が物語るように派手さはないものの、今日も繋ぐ野球で名門を破った。
稙田龍夫監督は試合後に「(甲子園での勝利は)嬉しいですね。8年ぶりですか…長かったですね。前回があっさり終わったので」と久々の勝利を振り返った。
(画像提供:バーチャル高校野球)
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