【MLB】エンゼルス4−1ジャイアンツ（8月9日・日本時間10日／アナハイム）
エンゼルスの大谷翔平投手が「2番・投手」の二刀流で先発出場した試合で2回、バッテリーを組む相棒サイスの牽制悪送球でピンチを広げてしまい、不安定だった大谷が1点を失う場面があった。ファンからは「余計なことを…」「何やってんだよ」と辛辣な声が上がった。
初回は四球を与えたものの無失点に抑えた大谷だったが、2回にコンフォートにツーベースヒットを打たれると、続くベイリーに四球を与え1死一、二塁とされてしまう。すると続くクロフォードの打席で、フルカウントに追い込んだところでサイスが二塁に牽制球を投げようとする。しかしこれがショートのレンヒーフォと連携が取れておらず、ベースカバーがいない状態に。これでタイミングがおかしくなったのか、サイスの送球がヘッドスライディングで二塁に戻ったコンフォートのヘルメットに当たるハプニングが起きてしまった。ボールはライト方向へと大きく転がり、この間に走者は二塁、三塁へとそれぞれ進塁。ピンチを広げてしまうと、その後クロフォードに犠牲フライを打たれ大谷は不運な形でで1点を先制されてしまった。
大谷の足を引っ張る結果となってしまったプレーに実況も「ちょっと中途半端なプレーになりました」とコメント。ABEMAで解説を務めたAKI猪瀬氏も「レンヒーフォとの連携がまったくできてませんでしたね」と指摘した。中継を見ていたファンもこのプレーに「余計なことを…」「何やってんだよ」「塁に誰もおらんのに投げるってどういうことよ」「投げる場面じゃない」といったコメントが相次いだほか、「切り替えて抑えるしかねー」「次の回で点とれればいい」と前を向くコメントも多く見られた。
結局大谷はこの1失点のみで6回97球を投げきると、その裏にエンゼルスが4点と取って逆転。2年連続「2ケタ勝利＆2ケタ本塁打」となる今季10勝目を挙げている。結果的に勝利したものの、1点を争う展開だっただけに大谷に負けをつけかねないプレーだった。
（ABEMA『SPORTSチャンネル』）
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