【第105回全国高校野球選手権記念大会】立正大淞南 - 広陵(2回戦・第6日・第2試合・甲子園)
ここ一番の場面で規格外のパワーが炸裂した。広島代表・広陵の真鍋慧選手(3年)が第4打席で走者一掃のタイムリーツーベースを放ち、そのパワーに多くの注目が集まった。
高校通算62本塁打を放っている“広陵のボンズ”はこの試合でも「3番・ファースト」で出場すると、第1打席では左中間へ鋭い打球のヒットを放ち出塁すると、第2打席、第3打席はそれぞれレフトフライ、センターフライと凡退したが、打球の角度はあわや本塁打かと思わせるほど、高い弾道で伸びていったのが印象的だった。
そんな真鍋がさすがの一打を見せたのは6回裏の広陵の攻撃。2-3と1点ビハインドのまま迎えた広陵はこの回、同点に追いつくと、1番の田上夏衣選手(3年)のショート強襲内野安打で勝ち越し。その後も続いて2死ながら満塁というチャンスに。満を持して真鍋に打席が回ってきた。
高校球界屈指のスラッガーだけに、立正大淞南の日野勇吹選手(3年)もなんとか食い止めたかったが、初球に投じた低めのストレートを真鍋がしっかりとすくい上げた。
高々と打ち上がった打球はあわや本塁打かと思われる打球だったが、惜しくもフェンス手前。だが、甲子園特有の浜風に流されてレフトとセンターの間にポトリ。2死だったため既にスタートしていたランナーは続々とホームインして一気に3点を奪取。真鍋も二塁に進塁し、記録は走者一掃のタイムリーツーベースヒットとなった。
長打が欲しいという場面で本領発揮の一打を放ち、チームに勢いをつけた真鍋。ここぞの一打を叩き出した真鍋に対し視聴者は「さすがボンズ」「風に乗ったか」「高く上がったな」と真鍋のパワー、そして勝負強さを賞賛する声が目立った。
(画像提供:バーチャル高校野球)
8月23日 決勝のハイライト動画
準決勝までのデイリーハイライト動画も
1〜3回戦(タップで動画へ) | ||
---|---|---|
8/6 第1日 | 8/7 第2日 | 8/8 第3日 |
8/9 第4日 | 8/10 第5日 | 8/11 第6日 |
8/12 第7日 | 8/13 第8日 | 8/14 第9日 |
8/16 第10日 | 8/17 第11日 | |
準々決勝・準決勝(タップで動画へ) | ||
8/19 第12日 | 8/21 第13日 |
『熱闘甲子園』動画一覧
8月6日(日)の開幕戦から決勝まで無料配信! キャスターは古田敦也氏、斎藤佑樹氏、ヒロド歩美氏が務めます。
日 | 見どころ(タップで動画へ) |
---|---|
第1日 | 浦和学院と仙台育英の好カードは3時間超えの大熱闘! |
第2日 | 川之江には幼なじみが4人…叶えたい願い |
第3日 | 通算140HR!花巻東の佐々木麟太郎選手が最後の夏 |
第4日 | 感謝届けたい相手がいる夏…第4日は家族の絆に胸が熱くなる! |
第5日 | 斎藤佑樹氏、捕手のキャッチング技術に脱帽! |
第6日 | 球児に宿るアルプスのチカラ |
第7日 | 笑顔 感謝 信頼...宿命 |
第8日 | ALL for ALL~全員が全員のために~ |
第9日 | 夏に輝くモンスター! |
第10日 | 広陵・主将が最高の舞台で最愛の人へ恩返し |
第11日 | 仙台育英に挑む履正社の信頼し合うW左腕 |
第12日 | 昨夏王者・仙台育英に立ち向かうは花巻東 |
第13日 | ベスト4がいちばん長い夏をかけて激突! |
第14日 | 4年ぶりに戻ってきた声に包まれ最後の一戦 |