【第105回全国高校野球選手権記念大会】北陸4-9慶応(2回戦・第6日・第3試合・甲子園)
主軸はもちろん、下位でも連打。下馬評通りの強力打線が、夏の甲子園を大いに沸かせた。第105回全国高等学校野球選手権記念大会(主催:朝日新聞社、日本高等学校野球連盟)の第6日目が11日、阪神甲子園球場で行われ、第3試合では慶応が“強打の慶応”の前評判そのままに9得点の大勝。どこからでも点が取れるその迫力に、SNS上でも驚きの声が上がった。
慶応の勝利のカギは“強打”だ。神奈川大会では準決勝で春夏合わせ5回の優勝を誇る名門・東海大相模を6回コールドで下し、決勝は横浜を相手に9回、渡辺千之亮選手(3年)の3ランで劇的な逆転勝ちを収めた。
この日は初回、県大会打率6割超えの1番・丸田湊斗選手(3年)がショートへの内野安打で出塁すると、2年生にして4番に座る加藤右悟選手がレフトへ先制タイムリー。2回には下位の7番・渡辺憩選手(3年)、8番・大村昊澄選手(3年)が連続ヒットでチャンスメーク。地方大会の勢いをそのままに打ちまくる慶応打線には観る者も圧倒されるばかり。実況の寺田健人氏は「7番、8番の連打でチャンスを作っています!」と興奮、天理監督の解説の中村良二氏は「しっかりしたスイングしてますよね」と絶賛した。さらに9番・小宅雅己(2年)もセンター前のヒットで3者連続ヒット。1番に戻り丸田は押し出しの死球で1点を挙げた。
神奈川大会で2ホーマー、チームトップの12打点を挙げた渡辺千の初ヒットは5回表、1死走者無しの場面から北陸のエース友広陸選手(3年)のチェンジアップをセンターへ運びツーベースヒット。打つべき選手が打ち、下位も上位へ向けてチャンスメーク。どこからでも点が取れる強力打線にファンも驚愕。SNS上では「下位打線でこれか……。」「不意に訪れたチャンスを逃さず、かつ連打で繋いで追加点を上げる慶応すごいなぁ!!!!こんなに打線スゴいん?!とビックリ」「慶応みんなスイングはえーしよく打つなぁ この回ライナー性ばかりじゃん」「確かに優勝狙えるチームだわ」と多くの反響が寄せられていた。
12安打で9得点、慶応は9-4の快勝で、節目の春夏通算20勝目とした。次戦は15日の3回戦、優勝候補でもある古豪・広陵と対決する。
(画像提供:バーチャル高校野球)
8月23日 決勝のハイライト動画
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日 | 見どころ(タップで動画へ) |
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