【第105回全国高校野球選手権記念大会】いなべ総合0-3沖縄尚学(2回戦・第6日・第1試合・甲子園)
ほんの一瞬を逃さない観察眼が、苦しい立ち上がりのエースを助けた。第105回全国高等学校野球選手権記念大会(主催:朝日新聞社、日本高等学校野球連盟)の第6日目が11日、阪神甲子園球場で行われた。第1試合ではいなべ総合のキャッチャー平野寛大選手(3年)が絶妙な牽制で走者を刺し、エース・水野陸翔(3年)を助けた。頼れる扇の要の活躍に解説も「ピンポイントですね!」と絶賛した。
【映像】捕手の“ピンポイント牽制”で走者アウトの瞬間(19:05頃〜)
2回裏、2死一、二塁の場面。打席の糸数幸輝選手(3年)はバントの構え。初球はボール、その際に二塁走者・川満渚生選手(3年)が飛び出しているのを見るやいなや、平野は矢のような送球で牽制、アウトにしてみせた。実況の三上大樹氏は「水野を助ける平野の好送球!」と興奮交じりでこれを伝え、解説の斎藤佑樹氏は「ピンポイントですね!ああやってチームで盛り上げていくと、ピッチャーはもっと頑張ろうという気になる」と賛辞を送った。またファンからは「ナイスプレイ!」「助かった!」「うまいわ」「キャノンこわ」など反響が寄せられた。
打者・糸数はその後、三塁強襲のゴロがエラーを誘い出塁。続く宮平良磨選手(3年)はセンター前にヒットと、平野の二塁牽制によるアウトがなければ2点が入っていたかもしれない展開となった。キャッチャーの好判断が失点を防ぎ、エースを盛り立てた一幕だった。
試合は0-3で敗れたものの、チーム一丸となり接戦で優勝候補を追い込んだナイスゲームだ。斎藤氏は試合後も平野について「チームは胸を張って帰ってほしい。平野君はピッチャーからすると信頼感のあるキャッチャー」と自身の投手としての経験を踏まえて、賛辞を惜しまなかった。
(画像提供:バーチャル高校野球)
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