【MLB】アストロズ11−3エンゼルス（8月11日・日本時間8月12日／ヒューストン）
やはり、連日の疲労が原因なのだろうか……得意のストレートにバットが空を切った時、誰もがそう感じた。エンゼルスの大谷翔平投手が「2番・DH」で先発出場したこの試合、第2打席で空振り三振を喫したが、その内容に心配する声が挙がった。
【映像】大谷翔平、バーランダーのスライダーにバットが空を切る
この日のエンゼルスはアメリカン・リーグ西地区2位のアストロズとの対戦。プレーオフ争いでも2位に加わる強豪は先発にメジャー最強投手としても名高いバーランダーを先発させ、エンゼルスにとっては厳しい戦いになることが予想されていた。
さらに大谷はバーランダーとの対戦成績が通算20打数4安打で打率.200と抑え込まれているという苦手な相手。実際にこの試合でも第1打席でチェンジアップにバットが泳ぎセカンドゴロに打ち取られるなど、思うような打撃ができていなかった。
そうして迎えた3回表のエンゼルスの攻撃。前のイニングで5点を奪われ、4点ビハインドで迎えたが、ウォーラクのスリーベースヒットでチャンスを作ると、続くレンヒーフォがセカンドへの内野安打を放ち1点を返し、なおも1死一塁という場面で大谷に打席が回ってきた。
本塁打が出れば1点差に迫るというこの場面、中継では大谷の今季の打撃成績を紹介。中でも特筆したいのが対ストレートでの打率だ。実はメジャー全体で大谷のストレートでの打率は.371で1位のヌートバー（.399）に次ぐもの。それだけにストレートがウリのバーランダーを相手にしても好成績が期待できるのではと思われたが……この打席は残念ながら空振り三振。4球目に来た高めのストレートにバットを出したが、ファウルにするのが精いっぱいだった。
153キロと球速は速かったが、高めに浮いて甘いコースのボールだっただけに本来の大谷だったら長打も期待できるボール。それに対してファウルするのが精いっぱいというところに大谷の勤続疲労を感じざるを得なかった。
残念ながら凡退した大谷を見た視聴者はSNSで「大谷さんの体が心配…」「大谷さん、やっぱり休んだ方がいいよ」と大谷のコンディションを心配する声が目立った。
（ABEMA『SPORTSチャンネル』）
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