【第105回全国高校野球選手権記念大会】九州国際大付 - 土浦日大(2回戦・第7日・第3試合・甲子園)
打った本人もびっくり。夏の甲子園で打撃センスが開眼だ。第105回全国高等学校野球選手権記念大会(主催:朝日新聞社、日本高等学校野球連盟)の第7日目が12日、阪神甲子園球場で行われた。第3試合では土浦日大の8番・大井駿一郎選手(2年)が先制ソロを放った。6日の開幕戦で2安打、そしてこの日は強豪から価値ある一発と、恐怖の8番打者として夏の甲子園に大きな爪痕を刻んでいる。
3回表、1死走者無しで打席に入った大井。九州国際大付先発の田端竜也選手(2年)の初球、そして2球目を見送り、迎えた3球目。133キロのストレートを力強く引っ張ると、打球はレフト方向へ。実況の高野純一氏が「打球は伸びていく、伸びていく!」とこれを伝え、観客もどよめきの声。スタンドへギリギリ飛び込む先制のソロアーチとなった。打った大井はややびっくりしながらガッツポーズ、ベンチも沸き返った。高野氏は「低い弾道で、そのままスタンドへ放り込みました!」と続け、打たれた田端は、あれが入るのか…といった様子で苦笑い。
配信で応援しているファンも「ホームラン!」「入ったー」「いいぞ!!!」「ナイスバッティング!」と大賑わい。解説を務めていた日大三島監督の永田裕治氏も「風が吹いているとはいえですね、文句なしのホームランですね!」と興奮気味だった。
大井は初戦で2安打、2回戦進出に貢献しているが、実は地方大会では14打数2安打で打点0。打率は.143で5三振と、決して打の主役というわけではなかったものの、聖地に乗り込み何かを掴んだか、恐怖の8番打者として開眼した。ホームベースを踏み、ナインに迎えられるとまだ少年のような笑顔を浮かべた。SNS上でも「大井くん振り切ったな ナイスホームランだわ」など8番打者の一発に大きな反響が寄せられていた。
(画像提供:バーチャル高校野球)
8月23日 決勝のハイライト動画
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『熱闘甲子園』動画一覧
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日 | 見どころ(タップで動画へ) |
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