【第105回全国高校野球選手権記念大会】クラーク国際 1-2 花巻東（2回戦・第8日・第3試合・甲子園）
初戦で春夏通じて悲願の甲子園初勝利をあげたクラーク国際（北北海道）と、初戦で8年ぶりの勝利を挙げた花巻東（岩手）の一戦は雨天中断を挟み、試合開始から約4時間の熱闘の末、花巻東が接戦を制した。
試合は初戦で9回1失点完投勝利したクラーク国際の“二刀流エース” 新岡歩輝選手と甲子園初先発となった花巻東、北條慎治選手の投げ合いで3回まで両チーム無得点の締まった展開に。均衡を破ったのは4回、花巻東は好投する北條が自らを援護するサード強襲のタイムリー内野安打で貴重な1点を奪った。
再び投手戦となった試合が動いたのは、7回。クラーク国際は6回無失点の北條に代わってリリーフした花巻東、小松を捉えた。2死一、三塁から今度は新岡が放った打球がサードを襲い値千金の同点打。記録はエラーとなったものの、自らのバットで試合を振り出しに戻した。
そして8回、クラーク国際は1死一、二塁と勝ち越しのチャンスを迎えた。しかし、ここで突然の豪雨により試合は1時間34分の中断。長い中断を経た再開後にドラマが待っていた。花巻東は再開時に交代した中屋敷祐介選手が好救援で絶体絶命のピンチを無失点で切り抜けると、その裏の攻撃で千葉柚樹選手がレフトへタイムリーを放ち勝ち越し。試合はそのまま決着した。
クラーク国際は新岡が佐々木燐を4打数無安打に抑えるなど2失点の力投を見せたが僅かに及ばなかった。
（画像提供：バーチャル高校野球）
8月23日 決勝のハイライト動画
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『熱闘甲子園』動画一覧
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