【第105回全国高校野球選手権記念大会】クラーク国際1-2花巻東(2回戦・第8日・第3試合・甲子園)
試合は負けたが、勝負には勝った。第105回全国高等学校野球選手権記念大会(主催:朝日新聞社、日本高等学校野球連盟)の第8日目が13日、阪神甲子園球場で行われ、第3試合ではクラーク国際が1点差で惜敗も、エース新岡歩輝選手(3年)が高校通算140本塁打の佐々木麟太郎選手(3年)を無安打に抑える快投。佐々木啓司監督は「満塁でも敬遠だなんて言ってたけど、そんなことの余地ないくらい真剣だった」と絶賛した。
クラーク国際はエース新岡が3回まで無失点投球。4回と8回に1点ずつ失うも、主砲・佐々木に対して1奪三振に内野ゴロ3つと、無安打に抑え込んだ。8回に打たれた千葉柚樹選手(3年)のタイムリーは雨でぬかるんだグラウンドで打球が弾まず、レフトが処理に苦慮する不運もあった。試合後の佐々木監督は新岡のピッチングについて「前の日に冗談で、満塁でも申告(敬遠)だなんて言ってたけど、そんなことの余地ないくらい本人が真剣だった」と振り返り、その気迫で無安打と抑え込んだ結果に目を細めた。
佐々木監督は最後に選手へ伝えたいこととして「寮の生活も厳しいですから、その生活を守りながらやってくれた。そういう意味では本当に1つにまとまりながら、甲子園に向かって地方大会(で勝って)、甲子園で1勝ということで頑張ってくれたなと思います」と生徒の頑張りを改めて褒めた。
北北海道大会決勝では1点差を新岡の力投で守り切り、悲願の1勝を目指して乗り込んだ夏の甲子園。8日の1回戦では群馬代表・前橋商を下し、この日も佐々木監督が大黒柱と断言するエース新岡が強力打線を圧倒。負けはしたが、指揮官は最後まで胸を張った。
(画像提供:バーチャル高校野球)
8月23日 決勝のハイライト動画
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『熱闘甲子園』動画一覧
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日 | 見どころ(タップで動画へ) |
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