ピッチクロックがあっても半分でOK?浜松開誠館・広崎、投球間が約7秒の“倍速”ハイテンポ投法
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【第105回全国高校野球選手権記念大会】浜松開誠館2-3北海(2回戦・第9日・第3試合・甲子園)

 静岡県勢では5年ぶりの初戦突破となった初出場の浜松開誠館が惜しくもサヨナラ負けしたものの、大健闘で球場のファンから大歓声を浴びた。その原動力となったのが先発した左腕・広崎漣選手(3年)だ。立ち上がりからテンポのいい投球には、実況者や解説者たちが何度もうなった。

【映像】投球間、約7秒!浜松開誠館・広崎のハイテンポ投法(10分30秒ごろ~)

 試合時間の短縮を目的として今季からMLBで導入された、投手が打者に投球するまでに使える時間を制限する「ピッチクロック」。投手は走者なしで15秒、走者ありで20秒以内に投球動作に入らなければボールが1つ増えるペナルティとなるルールだ。

 高校野球には導入されていないものの、このピッチクロックのルールと照らし合わせたとしても広崎の投球間の短さが際立っていた。広崎は試合序盤から走者なしならおよそ7秒前後で投球。これには解説の東邦高校総監督・森田泰弘氏も「非常にスピーディーでテンポがいいですね」と舌を巻いた。

 試合序盤からハイテンポながらも投げ間違いのない正確な投球を続けていた広崎。この“倍速“投法が、味方の守備にもリズムを生み、また打線に勢いをつけたと言えるだろう。

 広崎の軽快な投球は降板した終盤まで止まらず、ファンを魅了。これには「テンポといい、投げる球の選び方といい、堂々としてるな」、「北海打線をほぼ完全に封じてる」、「テンポよくきれいなストレートを投げていて気持ちいい」とそのピッチングを称える声で溢れていた。

画像提供:バーチャル高校野球

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【ハイライト動画】決勝 慶応(神奈川)-仙台育英(宮城)
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