【第105回全国高校野球選手権記念大会】沖縄尚学5-1創成館(3回戦・第10日・第1試合・甲子園)
沖縄尚学の先制点を呼んだ応援方法が注目を浴びている。沖縄尚学・東恩納蒼選手(3年)と創成館・福盛大和選手(3年)の投げ合いとなり、6回まで両チームのスコアボードにゼロが並んだこの試合。6回まで創成館は6安打を打つも、なかなか点に結びつくことができない。一方の沖縄尚学は3安打と、完全に福盛に封じ込まれていた。
試合展開とは別に、沖縄尚学側の、沖縄ならでは応援も注目されていた。チャンスが巡ってくると、指笛とハイサイといういかにも沖縄らしい応援方法が会場中に響き渡り、選手の背中を押した。
そんな中、試合が動いたのは7回表だった。7番のショート・宮平良磨選手(3年)がセカンドゴロ、8番のライト・糸数幸輝選手(3年)がピッチャーゴロに倒れたあとの9番のキャッチャー・大城和平選手(3年)の3球目。121キロのスライダーをとらえ、レフトへのヒットで出塁し、2死一塁とした。
そして迎えた1番・知花慎之助選手(3年)の打席。初球は97キロのゆるいカーブを空振り。そこから4球連続でファウルとし、好投を続ける福盛に食らいついた。ボールを1球挟んでの7球目。103キロの真ん中低めのカーブを上手く拾うと、打球は左中間を破るタイムリーツーベースに。一塁ランナーの大城がホームにかえり、こう着状態だった試合に、貴重な先制点が生まれた。
この先制点が入る前から響いていたのがアルプススタンドの大声援だ。ブラスバンドの響き渡るハイサイの音楽に合わせて、掛け声のように吹き鳴らす指笛が呼応し、沖縄ならではの熱い声援で、甲子園球場を一気に沖縄色に染めあげた。
ファンからも「甲子園に鳴り響くハイサイおじさん、やっぱりいい!」「ハイサイおじさんがくると甲子園が盛り上がる」「甲子園が沖縄になっとる」など、沖縄らしい応援に注目する声が上がっていた。また「土壇場すごいな沖縄尚学!」「タイムリーを打った打者の選球眼とカット技術が素晴らしかった」と沖縄尚学の攻撃にも盛り上がりを見せていた。
画像提供:バーチャル高校野球
8月23日 決勝のハイライト動画
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